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【就活】深掘り質問の目的
一般的な採用面接はこのような流れで行われる。
①挨拶
②就活生の自己紹介/自己PR
③ES等に基づいた会社からの質問
④就活生の回答に対する会社からの深堀り質問
⑤就活生から会社や面接官への質問
⑥連絡事項等
この中で①-③までは事前に準備しておけば問題ないはずだ。もちろん誰でも緊張するものだが、できるだけ落ち着いて話をすれば大丈夫。
勝負は④から。どんなことを聞かれるかはもちろんわからないので
【就活】採用面接の合否は紙一重
朝から10数人の方の採用の面接を行い、人事から3−5名の方を次に進めて下さいと言われた時の話。
①ぜひ入社して欲しい人◯
②水準以上だが人数(3-5名)に制約があるので保留△
③当社には合わない×
もちろんその時にもよるが◯2、△6、×2だいたいこんな比率になる。2人は合格、△の6人から迷いながら3名程度を選ぶ。
要するに合否はかなり紙一重で、面接官との相性でも結果は変わるはず。したがって一つ、
【就活】人事が採用を躊躇する人
当社の志望度は?この定番の質問に対しては「御社が第一志望です。」と答えるのが普通だろう。ただ会社側からすれば、本心で第一志望と言っているか否かは案外わかるものである。なぜなら本気ではない人の志望動機はきちんと練られていないからだ。さすがに相手も人事のプロなので。
一般的な業界研究をしておけば大丈夫だと思うかもしれないが、なかなかそうとも言えない。例えば三菱UFJ銀行を志望してる学生が中堅銀行を受け
【就活】簡単な企業研究のすすめ方
志望先の企業に内定するためには様々な準備が必要だ。大学、部活・サークル、バイト等と並行して進めるのは本当に大変だと思う。ただ個人的には企業研究にはできるだけ時間を割いて欲しいと思っている。秋、冬以降は採用に対する企業の真剣度も格段に高まり、面接での要求水準も上がってくる。ここでライバルと差別化するためには、パーソナルスキルの向上はもちろん大切であるが、どれだけ会社のことを知っているかが勝負だ。また
もっとみる【就活】なぜ結論ファーストなのか
就活に関するアドバイスを読むとよくこんな風に書かれている。
・結論ファーストで書く、話す
・答えは1分以内で
なぜこのようなことが大切なのか?これはみなさんを評価する人事担当者の目線で考えてみればよくわかる。通常人事部の中には採用の担当者がいて、大企業であれば採用チームのような形でマネジャー以下、1つの組織になっている。但し有名な企業でもびっくりするほどのショートスタッフで運営されていることが多い
低コスト投信の台頭とアセマネの将来
投資信託の11月末時点の純資産残高ランキング。『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』が前月の7位から4位に上昇した。インデックスファンドがトップ5入りするのは2005年11月以来16年ぶりとのこと。なお11月末時点の残高首位は5カ月連続で『アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型』で、残高上位は対面の銀行や証券で販売されている
もっとみる金融機関の資産管理型営業がアセマネに与える影響
最近、資産管理型の営業にシフトすると宣言する銀行や証券会社が増えた。これは簡単に言うと、
【資産管理型営業】
①投資信託等の回転売買(顧客に高頻度の売り買いを進める)止めて長期の資産保有を促す。
②加えて株式や投資信託から投資一任(お任せ運用)のファンドラップに資金を移し資産残高の積み上げを図る。
なぜこのようなことをするかというと、金融機関の顧客が高齢化して、これまでのように頻繁に売り買いを
【就活】金融機関が抱えている課題
どの業界でも共通かもしれないが、足元はデジタル化等の影響で世の中の変化が激しく対処するべき課題が満載だ。今回は金融機関で最も多くの社員が働いているリテール・ビジネスを中心に金融業界が抱える問題ついて考えてみる。
❶メイン顧客の高齢化
対面金融機関における金融商品の主な買い手は高齢者だ。この方たちが加齢により株や投資信託の取引を止めた場合、金融機関の収入は大きく減少する。将来的に相続が発生した場合、
【就活】企業研究はどの程度必要か
就活では内定獲得に必要なテクニックを身につけておけばそれほど深い企業研究は必要ないとの意見もある。確かに資料ばかり読んでいても肝心な面接等で力を発揮できなければあまり意味がない。但し決算数値やIR資料を読み込む癖を付けておくと、就活時に役立つことはもちろん、社会人になった後でもプラスになるのは間違いない。大学やバイトの両立等、様々な制約があるのは承知しているが、内定に近づきかつ社会人としての基礎を
もっとみる【就活】面接はこうして乗り切れ
当社の人事担当役員が言うには、こちらが質問した内容に対してきちんと答えが返ってこない学生が目立つとのこと。彼曰く対話ではなく、用意している答えを聞かされている気がするらしい。就活生が面接に望むための心構えについて自分なりの考えをまとめてみた。
面接対策として、企業別の過去問や想定質問に対する答えを用意している人も多いと思う。事前にしっかり準備しておくことは、極度な緊張感の中でも精神的な落ち着きを
【就活】なぜ就活の軸が必要なのか?
働くことのかなりの目的は生活のためである。もちろんそこにやり甲斐を見出せればこの上なく幸せなことだ。だから30歳で1,000万円欲しいから商社や金融を目指すというのはある程度自然な流れだと思う。ただ面接で『1,000万円欲しいから御社を志望します。』とは言えないのでみんな苦労して志望動機を考えていく訳だ。
私が就活生と話をした時に気になることがあった。志望理由が今ひとつこちらに伝わってこないのだ
【就活】自分に合った会社の探し方
どのように志望先の企業を探したらよいのか?迷っている就活生の方も多いと思う。就活本などを見ていると以下のように書いてある。
まずはガクチカから就活の軸を作り、その軸を基準に自分が将来やりたいことを実現する場所を探す。
確かにこれは理想的であるが、初めからここまで頭が整理されている人は少ないと思う。25卒の就活生ならば、もう少し時期が進み色々な企業を研究する中で徐々に冒頭のようなストーリーが描け
【就活】アセマネ運用担当者の仕事
ファンドマネジャーやアナリストを希望してアセマネを目指している人も多いと思う。それぞれの業務や証券会社との関係性についてまとめてみた。
ファンドマネジャーは文系でもなれるのか?
アセマネでファンドマネジャーが銘柄を選ぶプロセスを説明する。私が体験したり、知っていることをそのまま書いているので会社によって多少の違いはあると思う。
❶マクロ経済リサーチ
世界、日本経済を分析する。
⇒エコノミストと
なぜ銀行員は就活生にネガティブな印象を持たれるのか?
『就活で銀行を志望しているがあまり良い評判を聞かずに迷っている』との質問をフォロワーさんからもらった。銀行がネガティブに見られる理由を自分なりにまとめてみた。
❶ミスが許されない文化
銀行員はお金を扱うのが仕事だ。金額を間違えれば大問題になる。小さなミスも許されない厳しい環境だ。こうした背景から失敗を認めない文化があるように思う。得点することより、失点しないことに主眼が置かれる訳だ。またミスを防