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攻撃は、使い方次第で最強にも最弱にもなる

私は、バレーボールの他にもう一つ好きなものがあります。
それは、アニメです。
そして、最近またハイキューを見返していて、ふと思ったのですが、バレーボールにおいて、最強の攻撃とはなんだろうか?
ハイキューを見たことがある人はご存知だと思うのですが、日向翔陽と影山飛雄が作る変人速攻。最強だと思われるコンビですが、青葉城西高校との試合では、最後ドシャットを決められてしまいます。
(ネタバレすみません…!💦)
ではなぜ、あの時止められてのか。
それは、青葉城西高校のセッター及川徹が影山飛雄の心理状況を考え、そこに上がると分かったから。

最初から分かっている攻撃ほど簡単なことはありません。
つまり、攻撃は使う状況、状態によって効果が格段に変わるということです。そして、バレーボールは、瞬時に相手の状況を判断しなくてはいけません。では、その一瞬を勝ち取るためには、どうすればよいのか?

事前準備

まず、事前準備はとても大切だと考えます。
事前に、対戦相手のミーティングを行う。
ミーティングで、相手のオフェンス、ディフェンスを見て、相手チームのカラーを把握します。
相手の得意な攻撃や、選手の特徴。
相手の特徴は、瞬時の判断基準に大きく影響します。
どんなスポーツでも、相手の癖から次の行動を予測し、行動すると思います。
これが頭に入っているかいないかで、大きく戦い方に違いが出てきます。
そして、相手チーム特徴を理解したら、次は自チームの動きです。
ここで、自分たちの攻撃の使いどころを考えます。
相手のブロックがどのように動くか、または動かすかを考え、自分たちが有利に戦うにはどう動くかをチームの中で考えます。

ここで、忘れてはいけないのは、全てを決めないこと。
全て決めてしまうと、予想外のことが起こった時に、対応できません。
当然、相手も同じように事前準備をしてきます。
事前準備は、最初の10点を先に取るための準備でいいのです。
そこから先は、お互いの攻撃に対して、対応して、また対応してと何回も情報をアップロードしていくのです。
そして、最終的に、対応が追い付かなくなった方が、負けるのです。

慣れられたら終わり

上記でも記載しましたが、試合の中で情報をアップデートし続けることが勝ちへ繋がっていきます。
ハイキューでも、最初の一発目の変人速攻は、物凄い迫力であり、必ず点が取れていました。しかし、セット中盤になるにつれて、相手のブロックは変人速攻に慣れてきます。
そこで、日向は、慣れてきた相手に対して、新たに攻撃のやり方を変えます。あえて、マイナステンポを使わず、周りの攻撃に紛れる。
そして、紛れたあとに再度、マイナステンポを使う。
この流れによって、慣れたはずのマイナステンポがより速く感じられ、再び、変人速攻が有力な攻撃に代わるのです。

慣れてきたとしても、不意打ちに使われた変人速攻は、対応ができないと思います。攻撃の数が少なくても、使い方を変えるだけで、攻撃の威力が格段にアップします。
そして、その手段を増やすために、様々な攻撃パターンを準備しておくと、より戦いやすくなると思います。

25点だから、できること

バレーボールは、25点を先に取った方が勝ちです。
そのため、点数を1点ずつ考えるのではなく、25点の中で何を行うか。
序盤に使った攻撃をあえて、中盤は使わず、後半に再度使うなど、シンプルではありますが、有効な攻撃の流れだと思います。
しかし、レベルが上がれば、それでは通用しないから、また別の使い方を考える。
あるいは、同じ攻撃でも場所を変えるなどして、相手の見方を変えていくのです。

バレーボールは、とても自由なスポーツだと思います。
私が面白いと思ったのは、後衛の選手は、基本的に、アタックラインという線から前では打つことはできません。
しかし、打たなければいいのです。そのため、前衛の攻撃が2枚の場合、助走におとりに入ることは可能なのです。
こんなこと誰がするかと思いますが、これが意外と相手のブロックがつられることがあるのです。何回も使うことはできませんが、どうしてもサイドアウトを取りたいとき、相手のブロックを一瞬動揺させることは可能です。
そして、相手の頭の中は、混乱するでしょう。

誰も思いつかない面白い攻撃を考えることが、勝利へのカギであると私は思います。
そして、一瞬の判断が重要だからこそ、騙し合いや心理戦が有効になるのだと思います。

このゲームメイクというのは、考えていてとても面白いです。
考えれば、考えるほどたくさんの攻撃パターンがあります。
相手の想像を超えるプレーこそが、私の考える最強の攻撃だと考えます。
この想像を超えるのが、難しくて日々頭を悩ませております…😌


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