【エッセイ】わたしの勉強法
今回は、noteお題企画の「わたしの勉強法」というテーマでエッセイを書いてみる。
専ら私が一番興味を抱く学びの領域は、「言語学習」。これまでに英語、スペイン語、韓国語、中国語、インドネシア語を学んできたが、最後の3言語は省かせていただく。理由は単純明快。韓国語は最近「勉強」と言えるほどの学びをしていない。残り2言語は、難しすぎてギブアップしたから。
【英語】
英語に関しては、最近は実践型の学びしかしていない。「実践型」というのは、ひたすら英会話の練習を通してアウトプットをする、という意味。だが、英会話をするには基礎となる単語力や文法理解能力が必要となってくる。
英語学習にのめり込み始めたのは、中学1年のとき。小学校までの「外国語活動」とは異なり、文法、単語を学び、英文読解・ライティング、リスニングなどをこなしていく必要が出てきた「英語」。私は、とにかく英語が大好きな学生時代を過ごしてきた(今もそう!)。中学・高校の定期考査では、いつも8割以上の点数を取っていて、一番の「得意教科」と言っても良い。ネイティブ並みに英語が話せるわけではないが、日常会話は問題なくこなせるレベルの英語力はあると自負している。理由は大きく2つの勉強法と関係していると思う。
英語の勉強法1:小さい頃からひたすら洋楽を聴いてきた。
母の趣味で家にたくさんの洋楽CDがあり、それらを聴くのが大好きだった。耳に残る英語の発音のフロー(流れ)が面白くて、ずっと口に出して歌っていた。
洋楽関連で1つ、今でも覚えているエピソードをシェアしよう。私が5年生か6年生のとき、「アナと雪の女王」が大流行した。家には「Let it go」の英語版音源があり、ひたすら聴きまくっていた。ついには、「歌えるようになりたい!」という強い憧れを抱き、CDを何度もリピート再生して、「聞こえた音を紙にカタカナで書きとる」ことを始めた。いわば、ディクテーションだ。ここの言葉は、どうやって口を動かしたら綺麗に発音できるだろう?あ、この発音とあの発音は、早い時間で一気に発音しなきゃいけないのか!という感じで聞こえてくる英語の「音」にへの興味は尽きなかった。当時はまだ英単語が読めなかったため、カタカナのみの歌詞だが、ディクテーションと、嫌という程聴きまくった楽しいリスニングトレーニングのおかげで、小5か小6のAmity少女は無事に(?)「Let it go」を英歌詞で歌えるようになった。
恐らく、「聴く」ことが好きだったおかげで、それなりにナチュラルな発音で英語を話したり、歌えるようになったのではないかと考えている。
英語の勉強法2:英語を読む・書くのも好きだった!
テスト前の勉強法に、「教科書の和訳と英文を全てノートに書きとる」、「何度も音読する」というのがあった。このやり方で、少なくとも中学の毎回のテスト勉強に挑んでいた。和訳と英文書き取りに関しては、日→英を書けるように、そして英→日も書けるようにするトレーニングを積んだ。一目日本語文を見たら瞬時に英文を書きとれるように(そしてその逆も然り)、とにかく書きまくった。そのおかげで、教科書の内容を全部暗記することができ、本番はどんな問題が出ても落ち着いて解答することができた。
やはり、ことわざの「好きこそものの上手なれ」という言葉があるように、私は超がいくらあっても足りない程英語が好きなんだと思う。
【スペイン語】
スペイン語は、大学の第二外国語の授業で初めて勉強した。2年次までは必修科目で、基本的な挨拶フレーズ、動詞の活用形、簡単な読み書きと聞き取りはできるようになったと思う。
思えば、スペイン語に興味を抱いたのも、「音楽」が理由だ。Youtube.でアーティストが歌うスペイン語歌詞の響きがとてもカッコよく感じ、英語同様、「歌えるようになりたい!」という願望がムクムク出てきた。で、ひたすら聴きまくる→発音してみる→楽しい!→もっと聴きたい→もっと発音したい→マジで楽しい。無限ループ。みたいなことが起こった。その結果、少しずつ単語も覚えられるようになってきた。
だが、大学1年次まではスペイン語に対する苦手意識がとにかく大きかった。それは、「動詞の活用形」の壁に悩まされていたから。スペイン語の動詞は、主語によって6つの活用形がある。
例えば、comer(コメール)動詞:(食べるという意味)を6つの直説法現在形に活用すると…
Yo como 私は食べる
Tú comes 君は食べる
Él, Ella, Usted come 彼、彼女、あなたは食べる
Nosotros, Nosotras comemos 私たち(男性)、私たち(女性)は食べる
Vosotros, Vosotras coméis 君たち(男性)、君たち(女性)は食べる
Ellos, Ellas, Ustedes comen 彼ら、彼女たち、あなたたちは食べる
という感じになる。「ええ…こんなに活用形を覚えなきゃいけないの?」と驚かれた方もいるかもしれない。だが、これはほんの序の口(笑)。基本動詞には、-ar動詞、 -ir動詞、 -er動詞があり、動詞の語尾によって活用の形も少し異なってくる。
【例】vivir(ビビール)動詞:(住むという意味)を活用すると…
Yo vivo 私は住む
Tú vives 君は住む
Él, Ella, Usted vive 彼、彼女、あなたは住む
Nosotros, Nosotras vivimos 私たち(男性)、私たち(女性)は住む
Vosotros, Vosotras vivís 君たち(男性)、君たち(女性)は住む
Ellos, Ellas, Ustedes viven 彼ら、彼女たち、あなたたちは住む
となる。
【例】hablar(アブラール)動詞:(話すという意味)を活用すると…
Yo hablo 私は話す
Tú hablas 君は話す
Él, Ella, Usted habla 彼、彼女、あなたは話す
Nosotros, Nosotras hablamos 私たち(男性)、私たち(女性)は話す
Vosotros, Vosotras hablámos 君たち(男性)、君たち(女性)は話す
Ellos, Ellas, Ustedes hablan 彼ら、彼女たち、あなたたちは話す
となる。
ここまでは「直説法現在」の規則活用 と呼ばれる動詞たち。いわゆる英語で言う、現在形みたいなものだ。他にも「線過去形」、「点過去形」という二種類の過去形活用法や「不規則活用」と呼ばれる活用形もあるから、まあ難しいったらありゃしない(-_-;)。
スペイン語の勉強法1:活用形・単語を覚えるべく、書きまくった
文の読み書きをできるようになるには、とにかく活用形を制さなければ話にならない。自分なりに効率的に暗記する術は「書く」ことだったので、ノートにスペルを書きまくった。何度も何度も書くうちに、活用形の法則もちょっとずつ覚えられるようになった。
単語もスペルを覚えるために、小テストや期末テストの前は繰り返し書き続けた。あとは、発音したり、ぶつぶつ呟いたりもして音声的に覚えていった。
スペイン語の勉強法2:YouTube.でスペイン語関連コンテンツを視聴する。
インターネットの恩恵を活かすべく、YouTube.でネイティブが話すスペイン語のシャワーを浴びる、ということを定期的にやっている。もちろん、英・日字幕がないとほとんど理解できない。ネイティブが話すスペイン語は凄く速いので、聞き取れない。膨大な単語理解力を有している訳でもないし。だが、やっぱり音のリズムとかフローはとても心地よく感じるし、面白いと思う。インプットを沢山して、基礎力を底上げしていきたい。
スペイン語能力に関しては、まだまだ赤ちゃんレベル。だが、今後も自分に合ったやり方を模索して、楽しく学びを継続したい。
ここまでの記事に目を通してくださり、ありがとうございました!皆さんの勉強法もぜひ参考にさせてくださいね :)