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【詩】宵闇

眠たい夜
寝付けないまま寝返りを繰り返す
窓の外瞬く一番星
静けさがそっと忍び込んでくる

少しずつ膨らむ期待
枕の下に押し込んで
鼻の奥がツンとする匂いを嗅ぐ
胸の鼓動がやけにうるさくて

流れる時間が行き詰まる前に
深呼吸をして
心の隅っこにしがみつく
きゅっと目をつむりながら




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