愛の循環〜アミ小さな宇宙人より〜
「愛にはふたつの在り方があるんだよ。
ひとつは自分じしんにむかう愛、
もうひとつは他人にむかう愛だよ。
空気が入り、出ていく。
ちょうど呼吸とおなじようなものだ。
執着があるとき、
はき出す空気の量よりも、
はるかに多く吸いこむようなものなんだ。
''すべて、みんな自分のもの''
もっと自分へ
自分の家族へ
自分の党派へ。
そしてそのほかの他人にはより少なく。
これを不均衡っていうんだよ」
「あなたの隣人をあなたじしんのように愛せよ」
(マタイ22-39)
「それが宇宙の法なんだよ。
それを説明したかったんだ。
それがほんとうの愛、
均衡(バランス)のとれた愛なんだよ。
他人のことも自分とおなじ量だけ、
おなじように愛するんだよ。
不均衡にならないようにね」
「じゃ、もし自分より他人のほうにむかって
よけい、愛があったらどうなるの?」
とぼくは聞いた。
「やはり不均衡になる。
ちょうど呼吸せずに
すべて空気をはき出すようなものだよ。
数分後には死んじゃうよ…」
エンリケ・バリオス
「もどってきたアミ小さな宇宙人」
私たちは
もっと、欲しい
もっと、ちょうだい
もっと、自分に
もっと、自分たちに
もっと、もっと…と
自分や自分の家族や
自分が所属しているグループが
徳をするように
有利になるように
豊かになるように
自分たちのことばかりを
考えて行動してしまうことが
多々、、ある。
息を吸いすぎると
過呼吸になってしまうのと
同じように
「もっと、自分に…」という意識は
求めれば求めるほど
そこに終わりはなく、
最終的に
自分で自分の首をしめて
苦しくなっていく。
私たちは
すでに愛されている。
無条件に
存在そのものを愛されている。
そして
無限の愛を、恵みを、豊かさを
もうすでに与えられている。
与えられていることに
気がつくと、
愛を与えずにはいられなくなる。
愛は循環するようにできている。
与えたものが与えられ
与えたものが巡り巡って
自分に返ってくる。
これが
宇宙の基本法である。
『与えよ、さらば与えられん』
与えられたいのなら
まずは自分から与える。
そうすれば、
回り回って自分に返ってくる
という意味である。
私たちは
呼吸をしないと
この地球では生きていけない。
食事は
30日食べなくても生きていけると
言われている。
水分は72時間(約3日間)とらなくても
生命の維持はできると言われている。
だが、
呼吸は
3分呼吸ができないと
あっという間に死んでしまう。
息を吸って
息を吐く
私たちは呼吸を通して
この世界と繋がっているんだ。
吸う息で
この世界の愛をいただき
吐く息で
自分の愛を与える。
息をするということは
生きること
生きることとは
愛を循環すること
なんだ。
私たちは
オギャーという泣き声とともに
吐く息からこの人生をスタートしている。
私たちは
はじめから
愛を与える存在なんだ。
そして、
亡くなるときは
「息を引き取る」と言うように
吸う息でこの人生を終える。
私たちは
この地球に生まれ
愛を循環させ、
最後には
その愛に包まれながら
この人生を卒業するんだ。
自分を愛する
まるごと愛する
ありのまま愛する
無条件に愛する。
そして
自分以外の他の誰かも
自分のように愛する
まるごと愛する
ありのまま愛する
無条件に愛する。
わたしはあなた
あなたはわたし
大きい目で見ると
私たちはすべて一つであり
繋がっている。
宇宙の一部であり
全体でもあるんだ。
自分を愛し
他人を愛し
すべての存在を
共に愛そう。♡
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