ブレイクスルー体験レポ⑤ 亡くなった父との距離感

2023年12月に受けた、Dr.ディマティーニの
『ブレイクスルー・エクスペリエンス』プログラムの感想レポその⑤

順番が前後するけど、セミナー1日目の後半は
「深い悲しみ、寂しさ、喪失感」に対するワークの公開セッションでした。

今年、家族の一人を亡くされたという
ひとりの受講生の方に対して
ディマティーニさん本人が行ってくれました。


その直前の、講義の中でも話していた
前提としてあるのは

★人生で失われるものは何もない(形を変えて存在し続けている)

★誰かを失って嘆き悲しむとき、
それはその人が与えてくれていた「自分にとってメリットのある行動」
に対しての悲しみである、ということ
(自分にとってデメリットのある行動=嫌いな部分、は戻ってきてほしいとは思っていない)

★「深い悲しみ(Grief)」の裏側には、
「安堵感、解放感(Relief)」が必ずセットで存在している

★バランスの取れた見方を取り戻すと、
悲観から、感謝と愛に変わる


私、これを聞いた瞬間、
すごくイラっとしたというか、
え、そんな血も涙もない!?みたいな
気持ちになりました😅

なんか、父を失った悲しみを、
その感情を、奪われたくない、みたいな。
持ってっちゃだめ!て思って。

でも別に、このセッション(ワーク)は、
感情を無理やりもぎ取って捨てるようなものではなかったけれど・・・😅


悲しみを持っていたかったら、持っていても良いし。

ただ、そのせいで
全く前向きな気持ちになれなくて
日常生活が破綻していたり
人生を放棄してしまっているような時には

そういう状態から抜け出して
前に進む力を取り戻す手助けになる。


私はそんな自暴自棄な時期はもう過ぎ去って、
消化しているので、そこまでではないけれど

それでもこの公開セッションのやりとりを聞きながら
同じ質問を自分にも投げかけながら
今まで見えていなかったことが
たくさん見えてきました。


ワークの質問は、この繰り返し↓

=====

①今、失って、一番寂しい、と感じる故人の行動は何ですか?
(例えば、一緒にご飯を食べる、とか)

②その行動を、代わりに示してくれている人は誰がいますか?
(量的に同じになるまで、何人も挙げる。子どもたち、隣人、同僚のAさん、とかとか)

③ ①のデメリットは何がありましたか?
(例えば、食事の時間を合わせないといけない、とか)

④ ②のメリットは何ですか?
(例えば、気兼ねなく自分のペースで付き合える、とか)

=====

失って寂しいものは、例えば、
「行ってきます、という声」とか
「テレビを見ながら笑う」とか

いろいろあると思うんだけど

そのひとつひとつに対して、
この一連の質問をしながら、

プラスとマイナスのバランスを取っていく。
⁡⁡

超、淡々とした、作業😅
感情とストーリーは、一切無し。
ひたすら事実だけを見ていく。


でも、最初、落胆で打ちひしがれていたその方も
(そして答え方がわからなくて戸惑っていたけれど)
ひとつひとつの答えを見つけるたびに
みるからに表情が変わっていった。

どんどん明るく元気になっていって
笑顔が見え始め
エネルギーを取り戻していく感じ。

ディマティーニさんいわく、
これまで何千人という人にこのセッションをやってきて
「人の悲しみは長くても3時間しかもたない」
そうです。

今回のセッションもぴったり3時間くらいだったかな。

愛がなくなるわけじゃなくて😅
ただ、悲嘆が、深い感謝に変わる
美しい瞬間だった✨

・・・

私はと言うと…

父を失って悲しいこと、トップは、
”信頼できる相談相手” “私の一番の理解者”としての存在だった。

悩みを打ち明けられる、話を聞いてくれる、解決策をくれること。
「拠り所」となってくれてる感。

じゃあ、それを、父が亡くなった後、
誰が示してくれているか??

そんなふうに、考えてみたことはなかった。

そして答えは一瞬で出てきた。めちゃくちゃいっぱいいる😳

18年前の直後から、今に至るまで、
相談相手めちゃくちゃいる😳
頼らせてくれた人めちゃくちゃいっぱいいる😳
むしろそういう出会いしかない😳

で、一番は夫がその役割を担ってくれてる🥹

ずら〜〜っと心の中で並べて顔を見ていったとき
これまで「父の代わり」と認識したことはなかったけど
そういう視点で見てみれば、そうなんだよね…。


何なら、人だけじゃなく、本とかも
その役割を担ってくれてる。


でも私、このワークをやるまでは心のどこかで、
「父のように私のことを理解して、頼れる人はいない」って
思い込んでいた気がする。未だに。

失われて、二度と戻らないって、確かに思ってた。。

でも、父のように、信頼できて、心の悩みを打ち明けられて、相談に乗ってくれる人っていうのは、その後も途切れることなく、私の人生に存在してくれてるということが、この時わかった。


次に、その「父に頼る」のデメリットは何か?を見ていくと

なんていうか、頼りすぎる😅
父以外に相談しない、かもしれない。
父の言うことが全て正しいと飲み込むこと。
父に聞けば解決する、という依存。
自分で決められなくなる。
もっといけば、自分より父の価値観、意見を優先する。


なんか、いろんな意味で
父が「支え」だったんだよね。

精神的に(上に挙げたように)、経済的に。
私ひとりじゃなく、家族全体の支え。

父が亡くなったとき、
本当に、足元の地面が傾く感じがした。


まあ、私まだ高校生だったし、
仕方ないかなーと思うけど。


そこで時間が止まってしまって、
「支えを失った」という不安感も、一緒にフリーズして(?)
冷凍保存してそのまま持ってたみたい。


ちょっと話がずれたけど。
私の父に対する依存心高めな感じは、
やっぱりそれも人を変えてずっと持っていて

「頼りたい」ていうのが、
私の場合、
「この人の言うことを聞いてれば間違いない」
みたいな形で、
べったり寄りかかっちゃう。すがると言ってもいい。
自分で考えることを放棄しちゃう。
手綱を手放しちゃうんだよね。

全体重預けちゃうので、重いww

(そして何か思ったようにならなかったときの、
反動の「裏切られた」感が強い)


そういう自分の課題は、
これまでいろんな方のセッションを受けたり自分と向き合ってきた中で、
自覚はできてたんだけど、
今でも自分の中に
「誰かにどうにかしてほしい」精神は健在で(笑)

まあ、自覚しただけ進歩かなあ・・・。
今は、特定の一人に寄りかかるというより、
何人も複数に分散して頼ってる(笑)


いずれにしても、父が亡くなったことにより、
うちの家族は全員がそれぞれに
「自立」を促された側面はあって

私も、甘えてばかりいちゃダメだ、とスイッチが入った

それはそれで、感情を抑え込むきっかけになったり、
まあいろいろと絡み合ってはいるけども

でもそこで自分の足で立とうとしたことは
ちゃんと人生に役立ってる。と思う。

・・・

それとね。
失って悲しいこと、たくさん挙げたけども
そのうちの一つは

「人生の模範を示してくれていた」

て書いてて

これも危険なやつだよね😅

父への尊敬が強かった分、そして、誰よりも認めてほしかった分、

「こうあるべき」「こうなりたい」という理想で
自分を知らないうちに縛ってたんだよね。。

(その「理想」の中身は、ブラックボックス化しているというか、
幼稚な思考のまま、やはり冷凍保存されていた)


「こんなダメな娘でごめんなさい」って
しょっちゅう心の中で謝ってた・・・
恥ずかしさや罪悪感はここから生まれていたのが大きい気がする。

そんな風に思われても
お父さん全然嬉しくないよね🤣
そっちの方がごめんって感じ🤣


ようやく。
ようやく、ここに向き合えた。


今なにかが氷解していく感じ🥹


ほんとに大好きだったんだなあ(大好きなんだなあ)って
思ったら
今、書きながらも、泣けてきた。。

😭😭😭


ふぅ。

ちなみにこのワークを経て
父との距離感が、なんか良い感じに落ち着いてきた気がします。

前は、ある意味では近すぎたの(見張られてる感じ🤣)

ワークが終わったら、等身大に縮小したのと(笑)
だいぶ遠くなったんだけど、
呼べばすぐ来てくれる感じになりました。


本当はこの後、まとめ記事をもう一本書こうと思っていたけれど、
まとめられなかった…。


その後、私は、ディマティーニ・メソッドをもっと深く学びたいと思って、
今月(2024年2月)の上旬に、
認定講師の研修を受けていました。
(ファシリテーターの資格を取得しました!✨)

次はそのレポも出していきたいと思いますー!

<続き>ディマティーニ・メソッド・トレーニングプログラムのレポ①


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