ひとみしり
観葉植物を育てはじめた。
栃木で買った大谷石の植木鉢に入った、小さな多肉植物だ。
大谷資料館に行ったら絶対買おうと決めていたので、念願叶って、ものすごく嬉しい。
ただ、なにかを「育てる」という行為に不慣れすぎるがあまり、植物との距離感がわからない。
植物に水をあげるのは小学生のアサガオ以来のような気がするし、人間以外の生き物を気にしながら生活するのはたまごっち以来だと思う。
しかも、サボテンや多肉植物は距離感が難しいと聞いたことがある。水をあげ過ぎてもいけないし、世話をかけすぎてもいけない。
わからない。
この植物とどう接したらいいかがわからない。
もっと日を浴びたいのかな?寒くないのかな?水を必要としているのかな?もう放っておいてほしいのかな?
考えても答えは出ないので、ずっと微妙な距離感を保っている。かまいすぎてもいけないし、放っておいてもいけない。
ほんとは名前とかつけたいけど、ギリギリつけないで「あの子」などと呼んでいる。
むずかしい。
人見知りはヒトに対してだけだと思っていたけれど、植物に対しても人見知りしてしまっている。
情けない私だけど、なるべく長生きして立派に育ってほしい。あわよくば、「水がほしい」とか自ら話しかけてきてほしい。
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