パンプキン・イエロー
あの時うっかり飛び込んだのが、カブだったとは。
すぐしわしわになっちまって、せっかく地獄行きを免れた俺の魂、このまま野っ原に消えるかと。
白。
はかなくもほの白い。
青白いっていうと恐々しい。
住み替えたカボチャの黄色は、元気かつ、かなりユーモラス。
でもって今では、俺って言えばパンプキン。
カボチャお化けだの人面カボチャだのカボチャプリンだのカボチャワインだの、あ。
カボチャワインは少年マガジン系のアニメか。
どういう意味だかわかんねえよ。
俺はジャック・オー・ランターン。
地獄を逃れた悪党の魂。
でもな、あんたら。
運命は従容と受け入れた方がいいぜ。
あの時素直に従ってれば、今頃は地獄で寛いでたさ。
逃げた俺は天国にも入れず、すごすご戻っても地獄の門は、俺を完全門前払い。
干からびたカブに入ったのだって、そこを出てカボチャに入ったのだって、苦肉の策にほかならない。
せめて苺に入ってたなら。
りんごだったら、バナナなら。
世間はパンプキン・イエローに染まってないよな。
まあそれでも。
いちおう言うよ。
はぴハロウィン。
という作品だったのですが・・・
この作中の西洋蕪、剥くと中身は柿バリに黄色いらしいんですよ!
日本の蕪のイメージで描いてしまいました!
めっちゃハズい!!
でも作品は作品なので・・・・このまま置いときます(無知の証!)
2023年1月30日(月)追記
それでも地球は回っている