覆面判定人〔ぷーさん(現ふぅ。さん)に捧げる一作〕
お気に入りのレストランの、経営者が変わっていた。
やたら調度がケバくなり、スタッフさんもクロークも無愛想。
それでも味がよければと、我慢して席に着いたが。
味の良し悪し以前に、十二分経っても誰も注文を取りに来ない。
私はことを荒立てるほうではないので、我慢に我慢を重ねてみた。
三十三分すぎた。
きっと私が悪いのだ。
入店時、何かスタッフさんの気分を損ねたのだ。
早く出てしまおう・・・
椅子をガタリと動かすと。
初めてスタッフさんが私をみた。
一人はちらりと。
もう一人は