本棚と頭の中身

ここのところ、朝の通勤電車に乗ってるおよそ15分を、読書の時間に充てている。

ずいぶん前からAmazonのKindle Unlimitedに登録してるのだけれど、これがなかなか良い。
本当は専用端末を買って読んだ方が目への負担的にはいいのだろうけど、どこでも手軽にスマホで読めるし、普通だったら買わないような雑誌も読み放題。特にビジネス本なんかだと、買ってみて中身が自分に合わなかったりすると最悪だけど、このサービスならちょっと読んでみて合わなかったら削除してしまえばいいだけ。

防備録として、最近読んでみて面白かった本をメモっておく。


①山口 周『武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50』

筆者は大学で哲学を専攻し、その後広告代理店→コンサルとフィールドを移した人。何かと取っつきにくい「哲学」を、噛み砕いてとにかく「実践的用法」にこだわって紹介している。これが結構読みやすく、元々哲学にちょっと興味があり、大学時代には多少かじるような授業を履修した(まあもちろんチンプンカンプンですぐに挫折したのだけれど)自分にとっては面白かった。何かに行き詰まったら、また読んでみようかなあと思える本。

②楠木 建『好きなようにしてくださいーーーたったひとつの「仕事」の原則』

筆者は経営学が専門の大学教授。NewsPicksに寄せられる読書からの仕事の悩みを「好きなようにしてください」で全て一刀両断していくさまは、読んでて痛快。「意識の高い(?)」読者が多いNewsPicksの「転職するべきか」「起業するべきか」「大企業とベンチャー、どちらが良いか」といった悩みに(良い意味で)適当な自論を展開していく。個人的には、銀座のホステスを凄腕のセッターに例えて、おっさん達はそこで気持ちよくスパイクを打っているという話が本当に秀逸だと思った。

誰かの家に行って本棚のラインナップを見ると、その人が考えてることとか興味のあることがなんとなく分かる気がする。
物理的な本棚ではないけれど、その理論でいくとKindleの中身を見るに最近の自分はどうも仕事のことで悩んでるっぽい。

でも、ちょっと前は「傷つきやすい人のための図太くなれる禅思考」とかHSPに関する本(名前忘れた)ばっかり端末に入ってたので、その頃よりは多少心理状態はいいのかもしれない。単に悩みの内容が変わっているだけで、相変わらず悩んでいることに変わりはないのだけれど。

アウトプットする機会を作りたい!と言いながら最初の投稿以来全然投稿してなかったので、久しぶりに思うままに書いて投稿してみた。

そろそろ書く集中力もなくなってきたので、特にオチもなく終わり。大事なのは投稿し続けることと自分に言い聞かせながら。

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