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micosirop
嫌いな人は間違ってる
これは私も例外ではない感情のバイアスのお話。
好きな物(人)は正しく
嫌いな物(人)は間違っている
人は自分の都合の良いように情報を操作してしまいます。
タバコや酒が体に悪いのは医学的に見てまったく明らかですが、主観的異論を唱えたがる人は後を経ちません。
個人的な好き嫌いに沿って、最初から自分の中で結論を下してしまい一見客観的に見えるデ ータを並べてそれを補強してみせる、という人はどこにでもいます。
(糖質制限をすすめる人は糖質がいかに悪いかを強調したがりますし、菜食をすすめる人は肉食がいかに悪いかを強調したがります。)
こういう人たちは決して自説を曲げようとはしないので周囲の議論を極めて厄介にします。
当然ながら、ものごとに対する好き嫌いと、それが正しいか間違っているかはまったく別の問題です 。
しかし人間は「嫌いなもの=間違っている 」と結びつけてしまいがちで、公正な判断を下すことは案外難しい事なんですね。
「人間ならば誰にでも、現実のすべてが見えるわけではない。多くの人は、見たいと欲する現実しか見ようとしないものだ 」
ローマの政治家であるユリウス ・カエサルの言葉ですが、この真理は 2 0 0 0年を経た現在でも変わっていないようです 。
人間は、いったん自分の中にひとつの 「見解」ができてしまうと、それに対する反証が出てきても 「これは例外である 」などといって無視したがります。
逆に、有利な証拠が出てくるとこれを重視し、より自分の正しさを強く確信する方向に向かうのです。
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