子供は汚く育てろ!は本当か
衛生仮説ってご存知ですか?
「衛生仮説」は1989年に英国の疫学者ストラカンが提唱した概念です。
ストラカンは、英国の小児17414人を23年間観察していった結果を報告し、生まれたときの上のきょうだいの数が多いほど花粉症や湿疹が少ないことを示しました。
そしてその理由として、「きょうだいからの感染症が多くなる環境だとアレルギーが少ないのではないか」と推測したのです。
汚い環境ほど子供は健康に育つ、の大元とも言えます。
この元論文は、表も含めても1ページ足らずのとてと短いもので発表当初は殆ど注目されなかったのにも関わらず、その後アレルギー疾患の増加に伴い日の目を浴びることになります。
私もこの衛生仮説に関する書籍をいくつも読み、大変な感銘を受け数年間何の疑問も持たず信じてきました。
しかし、知り合いに畜産を営んでいる家があり、そこに伺った時の事です。
そこで見たものは私の主観(1例)でしかありませんが、これまで信じてきた衛生仮説が崩れ去るような光景がありました。
畜産(牛を沢山飼っている)不衛生な環境に生まれ育った子供がアトピーで痒そうにしている姿でした。
私の心にはその光景が強烈に突き刺さったと同時に〝衛生仮説は本当なのだろうか〟との思いがフツフツと湧いてきたのです。
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