悪魔の目的地 第二十話

朝、カーテンの隙間から光が差して目が覚める。
隣では水野さんがスヤスヤと寝息を立てている。
幸せだ。泣きたいほどに。
この時間が一生続いて欲しい。
私は水野さんにぴったりとくっつき、また目を閉じた。

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