悪魔の目的地 第四十六話

その日、かのこが客として職場に来た。
淡いピンクベージュのワンピースを着ていた。
裾からは小鹿の様なほっそりした脚が見える。
かのこは、美人だ。
男性スタッフが皆、本能のままに振り返る。
すぐに、平岡さんが駆け寄った。

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