Happiness inside
本当のことを云おうか
詩人のふりはしているが
私は詩人ではない
「鳥羽」
谷川俊太郎が書いた詩書きなら知らない人はいないかもと思えるフレーズだ。
「ホントのこと言うってね
やさしいんだよ」
マツコ・デラックスの言葉が名言としてまとめられていた。
そもそもほんとうってなんだよ
その切り返しをしてくる人は面倒くさいので先に進もう。
十日恵比寿の参拝に並びながらこれを書いている。元々は他の場所に用事があってたまたま笹を持って歩く人を見かけて、そう言えばとえびす神社を検索したら歩いてすぐの位置だった。
たまたまって何か呼ばれた気がして普段は長蛇の列を避ける私が悠長に鳥居もまだ見えない列に並んでいる。
noteの更新日も今日だからこの果てしなさも苦にならない。
2023年になって1週間経っての三連休。
(私は違うぞ今日だけ休みだ。書いておきたい 苦笑)
人々はなにかを期待して求めて神様に祈願するのだろうか?
お世話になっているお気に入りの整骨院では新年になると必ずプリントが用意されて玄関に置かれている。
禅に傾斜しているスタッフがいるのか仏教に詳しい方がオーナーなのか私心をいつもくすぐってくれるラインナップだ。
今年は「無功徳」だった。
なんの価値も、なんの功徳もない。
(以下はプリントからの抜粋)
私達は何かをする際、とかく功徳があることを期待しがちである。ところでその果報というものは、する人とされる人がいて、その両者の間に成り立つものである。しかし一なる世界においては、する人もされる人も「する」ということそれ自体も存在しない。そこにあるのは単に純粋な行為のみであるから、期待も失望もないのだ。
このように理解できるようになれば、「無功徳」の本当の意味が明らかになることであろう。
さて新年早々
私も詩書きだから特に
ここで詩を書いている人に問うてみたい。
あなたは
それでも
詩を書き続けていきますよね?
のど飴を取ろうと買ったばかりのポーチを開いたら内側に小さく文字が刻まれていた。今日のタイトルにしようと瞬時に思った。
Happiness inside。