Koizumi

1995 ♈︎ / テキストライターもどき

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1995 ♈︎ / テキストライターもどき

マガジン

  • 不揃いテキスト

    エッセイともコラムとも似つかない自分語りたち

  • ショート・ショート(・ショート)

    思い出をいい感じに美化したり、創作したり

最近の記事

とりとめもなさすぎる話

この土日、2日間ともとっても疲れたので、蜂蜜入りのホットミルクをのんでから日記を書いてる。 今夜は最近のうだるような暑さと比べるとだいぶ涼しいので、久々にエアコンなしで生きてる。窓を開けて外の音と気配を感じながら、デスクライトの灯りだけで過ごす夜。酔えるね。自分の部屋の電気が切れて点かなくなってから2ヶ月以上くらい経つ、そろそろいいかげん電気買うかな〜って思うけど、わりとこの薄灯りの生活に慣れてきちゃったりしてる。夏だし、19時とかになってもけっこうまだ外は明るい。多分、買う

    • 「君の名は。」の瀧くんはずっと苗字だと思っていたら、先ほど下の名前だと知りわたしは平成に取り残されている感を食らった‥

      • 雨になって消えてなくなれ

         なんでこんなことになってるんだろう、と、寝ぼけ眼ながらも、わたしは自分が揺れていることと、車の助手席にいることを認識した。ぼんやりとした意識を結びあわせようとする途中に、あ、と思わず声が出てしまって、隣の運転席でハンドルを操作していた間宮くんがわたしの目が覚めたことに気づき、「あ、佐伯さん、ようやく起きました?」とわたしに問うた。程よく感じる車の振動のせいか、もしくは隣でハンドルを握る間宮くん匂いのせいか、まだ意識が正常に働いていないような気がする。薄ぼんやりする頭で考えて

        • 美しい世界

          彼女の鼓動がいつも以上に高鳴っているのを感じ、おれは早くもまた、自分のなかの欲望で以って、彼女を搦めとりたい衝動に襲われた。甘やかに、欲を言えばめちゃめちゃに、自分のなかの憐れで、卑しい感情を曝け出したくなった。ベッドの上の湿った気配が、先程の彼女の乱れたさまを思い出させる。裸の素肌だけで、おれたちは薄っぺらい毛布のなかでいまだに重なりあって、おれの上で揺蕩っているままの彼女の呼吸が、浅い。また、高鳴る。濡れたシーツは本来ならば心地悪いはずなのに、それよりも彼女と繋がっている

        マガジン

        • 不揃いテキスト
          4本
        • ショート・ショート(・ショート)
          2本

        記事

          きのうと今日のはざまの話

          お酒が、好きだ。 仕事を定時退勤して、まず先に立ち寄る焼き鳥屋のビール。五臓六腑に染み渡る軽やかな苦味に、今日の仕事のあれこれをのせて流し込む。ぷりぷりの焼き鳥の肉汁が広がった口の中を次に満たすのは、炭酸強めのレモンサワー。レモンの酸味のせいか、ちょっと目の裏がパチパチする。話し声がだんだんと陽気になってきたら、ここらでビターなハイボールを。レモンサワーは大好きだが、ハイボールにはレモンを入れない派である。男女なんてもはや関係なく、喫煙者も非喫煙者もごちゃまぜになって、誰か

          きのうと今日のはざまの話

          とてもごめんなさいだけれど、ハッシュタグの使い方をあんまり理解していなかったことを今気づいたわたしであった(今コメントを設定した)

          とてもごめんなさいだけれど、ハッシュタグの使い方をあんまり理解していなかったことを今気づいたわたしであった(今コメントを設定した)

          寂しさの話

          「小泉さんって、案外寂しがり屋ですよね」 それはある日の車のなかで、同世代の男の子に言われた言葉だった。 両親と、祖母、そして弟(と猫1匹)の家族構成で暮らしてきたわたしは、俗に言う「長女として」という意識がわりと強い方なのだと思う。頼み事はなんとなく嫌と言えないし、自立心もどちらかといえばあると思う。同じように自尊心も。弱っているところを見られたくないし、自分を見失うことが嫌なので、あまり感情的になることもない。(かと言って喜怒哀楽が乏しいわけではないよ!)両親はわりと

          寂しさの話