見出し画像

羊の叔父貴。-諫早勾留記272-

将来のことを考えると不安ばかりだけどそれなりに楽しい。これからどういう自分になるんだとか、あれを買おう、あそこへ行こう。目的が明確だからだろうか。

将来のことなんて全くもってわからない。1年前、今の私がこんな生活をしているかなんて全くわからなかったし、つまりは1年後の私がどんな生活をしているかなんてわかりっこないのである。

そんな真理に塗れているのに、将来のことを考えて落ち込んだり、不安に思ったりするのは馬鹿馬鹿しい。そう、馬鹿馬鹿しい。死なない限り、明日は当たり前のようにやってくるし、1年先の今日だって颯爽とお目見えすることだろう。

未来を恐れず、過去に執着せず、今を生きろ。

堀江貴文の言葉だ。世間の彼の評価は様々だろうが、私から言わせれば彼は物凄いスピードで進み続けている超人。50を目前としてあのスピードで動き続くことができるのはちゃんと理由がある。そんなの彼を見てればわかる話、私なんかが語るよりも彼の著書やYouTubeを見るのがいい。堀江さんはただただ楽しそうだ。

Connecting Dots.

彼はこの話をすることが多い。Steve Jobs の名言であるが、私にとっては高校時代の恩師、羊の叔父貴の言葉でもある。地理教師である彼の当時の話はもちろん学問に対する話であったが、あの叔父貴がそんな狭い世界の話をするはずがない。

もう一度、あの羊の水飲みをやってほしいものだ。元気にしているだろうか。間違いなく私の心の中に残り続ける人間の1人。

あの叔父貴が言っていたことで覚えてるのはたった2つ。1つはこの点と面の話、もう1つは材料の話である。理系のお前らは材料をやれ、そう言い続けていたご老体は、物事の真理をわかっているようだった。

何事も、何者も、何かからできているのだ。

そんな金言をいつの間にか頭の片隅に置いてしまい、私はタンパク質の道に走った。いや、そうせざるを得なかったのだけど。

まあとは言え、タンパク質も私たちの身体を、この世の生物を形作る材料なのか。タンパク質が栄養学のようなマクロな世界にも、薬学のようなミクロな世界にも繋がっているのは、それが生物を中心とした世界の中で最も重要な"材料"であるからだろう。

私に関して言えば、もうそんなミクロな世界の話は忘れてしまったし、かろうじてCRISPR-Cas9の概要はわかってるつもりだけど、そんなノーベル賞級の話もあやふやである。

それでも、そんなちょこっと足を踏み入れた世界はいつの日かどこかで繋がってくれると思っている。繋がってくれる条件はただ1つ、そのことに本気で取り組んだかどうかだ。

目の前のことは必死に取り組めばいい。求められることをやればいい。決してその道に進めと言っているわけではない。やれることはやって、身につければいいと言うだけ。何事も本気で取り組める人間は輝いてるし、かっこいいじゃん。だからあなたも。

これは決して誰かに向けて書いているわけではない。
私に向けてである。

今朝も空は綺麗だった。
また明日。

■Good News
・俯瞰して冷静にできてる。
・報告は及第点らしい。
・これじゃだめだなあって自分を客観的に見れた。

■Bad News
・誰のせいでもない、自分のせい。

いいなと思ったら応援しよう!

amil
にゃーん。