自分の体を治すために参考にしている5冊の本+1冊
8月6日、大学病院の婦人科で卵巣嚢腫(のうしゅ)の境界悪性(良性と悪性の中間)という診断を受け、9月には手術を受けるように言われた。
それから、治療法を勉強するため、20冊以上は本を読んだと思う。
現在50代前半だが、いきなり5年生存説の話をされたり、万が一リンパ節まで転移していた場合、ゾウのような足になる可能性があると言われたりして、この状況をしばらく受け入れられなかった。
卵巣の病気は検診では見つける方法はなく、お腹のポッコリが目立ってきて発見されるケースが多いようだ。
わたしの場合、夜寝る前に、3~4回連続でトイレに行ってしまう症状が出てきたことが前兆としてあった。それは、2年前に腰椎圧迫骨折をし、硬いコルセットを3ヶ月していたのと、腰をかばうため、体を斜めにすることが多かったのが原因だと思われる。
6月に、左わき腹に激痛が走り、どんどん下に症状が下りていき、泌尿器科で解決せず、婦人科に回されて発見された。
卵巣の病気は、手術しないと良性か悪性が判断できないので、ちょっと博打的な要素がある。
この方は、わたしと同じ病気だが、20代なのに大変だな、と思う。
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/cadetto/tuusin/201609/547706_3.html
結局、入院したものの、精神が落ち着かず、手術は取りやめた。
自分が完全には手術に納得していなかったのも、取りやめた原因の1つだ。
今は、セカンドオピニオンの紹介状を大学病院に書いてもらい、代替療法と西洋医学を組み合わせて治療してもらえそうな病院に通い始めたところ。
家からは、かなり離れた場所にある。
神奈川県では、代替療法に対応してくれそうな病院が3ヶ所しか見つからず(探せばもっとあるかもしれない)、その内の1ヶ所を選んだ。
とりあえず、腫瘍マーカーの値がかなり高いので、自分で治していくにしても、血液検査してくれる病院は必要かと思う。
横浜駅の近くには、腫瘍マーカーなどを調べてくれる専門病院もある。
しかし、代替療法は自由診療が多いので、治療費が高いのがネックだ。
通い始めたところは、今のところ保険適用だが、代替療法を受ける場合は、自由診療になる。
わたしが大学病院で診断を受けた後で、特に参考にしているのは、以下の5冊の本である。
・「女性のためのナチュラル・ハイジーン―生理痛から乳ガン・更年期障害まで、「女性の悩み」すべて解消!」
診断を受けてから、真っ先に見直したのは、食事である。
2年前に父を亡くしてから、お供え物のお菓子を結構食べていた。
また、パンも大好きで、豚肉や乳製品、グラノーラ、冷凍食品、加工食品、コーヒーなども日常的に食べていた。これらの食事は、ほぼ食べなくなった。
肉(牛肉と豚肉)、乳製品、加工食品、小麦粉、砂糖は、特に体に良くないようだ。
野菜や調味料は、自然食品店で買うことも多くなった。
代替肉(大豆ミートのひき肉)もはじめて購入した。
牛乳の代わりには、豆乳やアーモンドミルク、マカデミアミルクを飲んでいる。
ナチュラル・ハイジーンでは、朝は果物だけ(レタスや青汁など一部の野菜はOK、水などの飲み物もOK)、昼夜は生の野菜を中心とした食事をすすめている。
また、動物性食品は炭水化物と一緒に食べないようにする必要があるようだ。(これは、完全には守っていない)
食べ物は果物→野菜→炭水化物→動物性食品の順に、消化に時間がかかる。
そのため、消化をちゃんと行うために、果物を最初に食べて、矢印の順番に食べていったほうが良いようだ。
わたしは、果物と野菜に関しては、順番を正しくとるようにしている。
お昼や夜に野菜から食べ始めると、炭水化物などを食べるまでに、結構お腹がいっぱいになってくる。
現在、米は白米から玄米(胚芽米)&白米に、パンは全粒粉を食べるようになった。そして、ご飯は茶碗半分くらいのことが多い。
揚げ物や炒め物なども体に良くないらしいので、少し控えめにしている。
油(アマニ油、えごま油、オリーブオイルを使用)は、野菜などを炒めた後に、火を止めてから加えたほうが良いらしい。
断食にはまだチャレンジしていないが、朝が果物と飲み物だけというのは、快便にも効いていると思う。(午前4時から12時までは、排泄の時間帯らしい)
どうしても耐えられない時は、ナッツ(生アーモンド中心)やドライフルーツ、または豆乳かアーモンドミルクのヨーグルトを食べるようにしている。
はちみつも、生はちみつをとるようにしている。(本当はそのまま舐めるほうが良いのだが、はちみつレモンの湯にしてしまうことが多い)
・「足の汚れ(沈澱物)が万病の原因だった―足心道秘術 (マイ・ブック) 」
官足法は、足のツボをもむことで、体を治していく治療法だ。
最初、ツボ押し棒を購入したが、手加減しないで、より効くものを、と考えて購入したのが、この本の著者が開発したウォークマットⅡである。
とにかく、買った当初は痛くてとても耐えられないと思ったが、2ヶ月経過して、20分は足踏みできるようになった。
しかし、同じポジションならば良いが、たまに足の位置を変えると結構痛い。
でも、病気を自ら治すため、という理由があるので、今後も継続していく予定だ。
ちなみに、この文章も、ミニ食器棚の上にパソコンを置き、ウォークマットⅡを踏みながら入力している。
足つぼマッサージと仕事が同時にできて、ついでに座りっぱなしも防げて、一石三鳥だ。
主に卵巣の反射区をもんでいきたいが、他の場所も攻めていきたい。
ウォークマットⅡを踏んでいると、腸にも刺激があるようで、便意を催すこともある。
この本を読んで参考になったのは、足に合わない靴が体の不調の原因の1つだということ。
今まで安さとファッション性で靴を選んでいたが、この前、シューフィッターのいるお店で、足に合った靴を購入することができた。
そこで、スニーカーの履き方も間違っていることに気づいた。
履いた後に、かかとを下に、つま先を上にした状態で、靴ひもを結ばなければならないらしい。
今まで、靴ベラを使って靴を履いてはいたが、ひもは締めっぱなしだった。
・マンガでわかる「西式甲田療法」―一番わかりやすい実践入門書」
西式甲田療法は、ナチュラル・ハイジーンと似ているところもあるが、果物はほぼとらないようだ。
しかし、朝は青汁や生水、柿の葉茶などの飲み物だけというところは、似ている。
少食が健康に効く、ということで、断食も推奨している。
わたしが西式甲田療法で行っているのは、柿の葉茶を飲むこととなるべく生菜食すること、裸療法、毛管運動、合掌合蹠(がっしょうがっせき)運動、金魚運動、背腹運動である。
特に、肌を外気にさらして、ー酸化炭素を体外に排出する裸療法は大切にしている。
裸療法とウォークマットⅡのおかげか、最近は体がぽかぽか温かい。
平熱も、35度台から36度5分くらいに上がった。
体温の高さも、免疫力アップには重要のようだ。
木枕も興味があるが、まだトライしていない。
本を読んでから、敷布団は、薄いの1枚にするようになった。
・「家庭でできる自然療法 誰でもできる食事と手当法(改訂版)」
こちらは身近にある植物などを用いて行う健康法である。
わたしが実践しているのは、スギナ茶とビワの葉こんにゃく湿布をすること。
他に、ハブ茶(決明子)を購入した。
砂療法を行おうと、近くの海岸から砂をいただいてきたが、まだ行っていない。
ちなみに、砂に埋まる療法は、辻堂で行われていて、興味はあったが試していない。夏がシーズンのようだ。
その療法は土で行ってもいいのだけれど、その場合、近くの木が枯れたり、木が育たなくなったりするようだ。
そのため、砂療法の代わりに、近所の芝生や舗装されていない地面で、アーシングをしている。朝露に濡れた芝生は、体に効きそうな感じ。
・「がんが自然に治る生き方――余命宣告から「劇的な寛解」に至った人たちが実践している9つのこと」
日本人以外のケースが多いのだが、この本には、代替療法でがんが治った人の紹介がいろいろ載っている。
唯一(だったと思う)の日本人は、断食、日が出る1時間前くらいから外に出て外気にあたり日の出を拝むこと、ヨガの呼吸法、がんを愛して話しかけること、で治っている。
その方は、がんになるまで寝る間も惜しんで仕事していたが、なってからは奥さんに働いてもらい、仕事はほとんどしていなかったようだ。
今までの生活や考え方を180度変えるのも、がん治療には重要らしい。
この本を読んで、わたしも太陽を凝視するようになったり(まぶしいので、なるべく日の出と日没のあたりに)、卵巣に語りかけたりするようになった。
呼吸も、入院の時に買うことになったCOACH2で、たまに練習していた。酸素不足も、体には悪いらしい。
マスクは呼吸を浅くするような気がするので、家では寝るとき以外(のどが乾燥するため)はなるべくしないようにしている。
がんから劇的に寛解した人は面倒な患者、「受け身」でない性格、と書かれていて、今のわたしはまさしくそうだなと思っている。
劇的寛解者は、このすべてを実践したようだ。
・抜本的に食事を変える
・治療法は自分で決める
・直感に従う
・ハーブとサプリメントの力を借りる
・抑圧された感情を解き放つ
・より前向きに生きる
・周囲の人の支えを受け入れる
・自分の魂と深くつながる
・「どうしても生きたい理由」を持つ
他に、参考になったのは
・「自分を愛して!―病気と不調があなたに伝える〈からだ〉からのメッセージ」という本。
病気の症状別に、どのような原因でその病気になったのか、スピリチュアルの観点から理解することができる。
また、その対処方法も少し紹介されている。
ちなみに、嚢胞(のうほう)は、
・感情的なレベル 嚢胞は、長いあいだ蓄積されてきた悲しみや痛みがからだに表われたものだ と言えるでしょう。 つまり、エゴがこうむった打撃を緩和するために嚢胞 ができた、と考えられるのです。過去の苦しみを解決することができず、いまだに引きずっている人が嚢胞になりやすい、と言えるでしょう。もし嚢胞 が悪性である場合は、「癌」の項も参照してください。 嚢胞がからだのどの 部位にできたかによって、どの領域で苦しみを蓄積してきたかがわかります。たとえば、もし嚢胞 が胸にできたとしたら、その人は、母性に関わる 面で苦しみを蓄積してきている、ということがわかります。
・精神的 な レベル 嚢胞があなたに送ってきているメッセージはこうです。「 あなたは、古い傷をいつまで抱えているつもりですか?もういいかげんに『 許し』を実践してください。 あなたが心の中にため込んできたもの が、あなたを害しているのです。あなたは自分以外のある人があなたを害し た、あるいは今でも害していると思っているかもしれませんが、実際には、 あなたを害しているのはあなた自身の考え方に他なりません。嚢胞があなた に教えているのは、もうあなたは他者からの打撃に対して防衛的にならなく てもいい、ということなのです。あなたが今なすべきなのは、他者を許すこと、そして自分自身を許すことなのです。どうかそれを知ってください。
と、結構、自分にとっては厳しめの課題になっている。
この本を読むと、病気になるということは、自分を見直したり、生き方を改めるきっかけになったりするので、一概に悪いものではないということに気づく。
多分病気にならなかったら、食べ物はあまり気にしなかっただろうし、自分をなかなか変えることはできなかっただろう。
今でも変えられない部分もあるが、病気になったことで、多少は成長している気がする。
今までは義務的に行っていたことも、嫌ならば避けるようにもなってきた。
今までは、病気になったら薬を飲んだり、治療を受けたりするのが常識と思っていたが、健康は自らの力で作り出すことができるのかもしれない。
そうすれば国の医療費削減にもつながるはずだ。
欧米では、がんの三大治療(手術療法、抗がん剤、放射線療法)は主流でなくなりつつあるらしい。がんの三大治療は対処療法で時間稼ぎ、という文章も、何かの本で読んだ。
西洋医学一辺倒でなく、いろんな治療法が気軽な料金で受けられるようになることをのぞんでいる。
(Photo by @idelamaza from unsplash.com)
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