企業がフリーランスやクラウドソーシングを積極的に使う機会が増えるように
わたしはコンピューターメーカーの総務部門で15年勤務した後、フリーになり、現在はクラウドソーシングを中心に約7年仕事を行っています。
2月や3月ころまでは、昨年並みかそれ以上仕事がありましたが、現在主に仕事を行っているクラウドソーシングサイト(lancers)では、参入者が増えたためか、いつも以上に応募しても、仕事がなかなか決まらない状態が続きました。
そのため、以前メインで活動していたクラウドソーシングサイト(シュフティ)やめったに仕事をしないクラウドソーシングサイト(クラウドワークス)でも活動するようになりました。
しかし、昨年並みの収入は、5月以降稼げていません。
会社員時代の経験からすると(国内メーカー)、年功序列で働く多くの方々は、収入の安定を第一に考え、あまりチャレンジしない傾向にあるような気がします。
もちろん、会社員になったおかげで、様々な教育を受けたり、社会人として必要な基礎的な知識を身に付けたり(電話対応や報連相など)、お世話になった部分はいろいろあります。
しかし、個人的には、フリーになってからの方が、安定がない分、会社員時代よりも何倍も努力している気はします。
うまく行けば継続的に仕事を受注することができますが、フリーの場合、1度仕事に失敗すると、同じ取引先との仕事はなくなるためです。
特に、クラウドソーシングでは、自分の評価がすべての人に見える化されるため、手を抜いたり、連絡が滞ったりすると、すぐにわかってしまいます。
もちろん、他の新しい取引先と仕事することはできますが、その仕事を獲得するために、毎回毎回自分をアピールする必要もあります。
会社員のように、代わりに仕事をしてくれる人も見つかるかわからないので、健康にもかなり気を付けるようになりました。
クラウドワーカーは、会社のように仕事の相手は固定されてはいなくて、毎回新しい取引先とオンラインのみ(たまに、出社する仕事もあるようです)で仕事を行っています。
わたしの場合、SKYPEやZOOMも使ったことがありません。(チャットワークやSlackはたまに使います)
ということは、普通の会社員が最近始めたリモートワークのような働き方にも、かなり慣れている人が多いと思います。
取引先の方と頻繁に連絡が取れる場合もありますが、取れない場合は、ある程度自分で判断したり、サイトを運営する方に働きかけて、連絡が取れるようにしたりもします。
わたしの場合、会社で少しシステム担当も行っていたため、ウィルスソフトを年間契約し、毎朝パソコンを使う際にウィルススキャンをしています。
パソコンはWindows10、ソフトもOffice365を使い、問題が起きないよう気を付けています。(もちろん、すべて自腹)
しかし、クラウドソーシング上の取引先の中には、かなり前のバージョンのExcelなどを使っている企業もあり、逆にこちらが心配になることも。
まったく未経験から働く方もいるので一概には言えませんが、情報リテラシーは高い方が多いと思います。
(クラウドソーシングでは、即戦力が求められるので)
もちろん、同じ会社のメンバーの方が気心が知れているし、働きやすいということはあるでしょう。
しかし、例えば派遣社員の代わりに仕事を頼むとか、スポット的にお試しに仕事を頼んでみてはいかがでしょうか。
案外、外注しても大丈夫だということに気付くかもしれません。
クラウドソーシングサイトでは海外に住んでいる方も働いていますので、時差を利用し、こちらが夜中の時間に仕事を片付けてもらえる、というメリットもあります。
安く済ませたいというならば、英語を使ったり、仕事内容を上手く伝えたりする必要はありますが、海外のクラウドソーシングサイトを使う方法もあるかもしれません。
わたしは1度海外のクラウドソーシングサイト(freelancer.com)で働いたことがあり、言葉は翻訳ソフトを使って何とかなりましたが、その国の文化や事情がはっきりわからず、どう接したら良いのか少し迷いました。
ですので、海外のクラウドソーシングサイトを使う場合は、あらかじめ働く方の国の事情(日本のようにハイコンテクストかそれともローコンテクストか、など)を調べておいた方が良いでしょう。
まだ読んでいる途中ですが、この本には、国別(主に欧米)に、ネガティブなことをどう伝えたら良いかなども載っています。
https://www.amazon.co.jp/dp/B013WB5BJS/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1
これからは年功序列という働き方がどんどん減っていき、会社で働く人数も限られてくると思います。
クラウドソーシングサイトにはいろんな人材が揃っているので、ぜひ、1度、仕事の依頼を検討していただきたいです。
そして、フリーランスがもっと活躍できる時代が来ることを願っています。