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海外女1人旅をしたほうが良い10の理由 その4.自分のしたいことができる
1人旅の良いところは、自分が好きなことをできるところだと思う。
日頃、友人や会社の同僚、家族に意見を合わせることも多いが、1人旅ならば、そういった気遣いもいらない。
逆に、1人旅だからこそ、リサーチには入念に時間をかける。わたしは、事前リサーチも、旅から帰ってきてから旅行中のことを振り返るのも好きだ。
今までわたしのしてきた旅は、大体、テーマが決まっていた。
初海外1人旅(2000年9月)は、フランスのヴィルフランシュ・シュル・メールとサンジェルマン・デ・プレで写生をすることとパリでクロッキー。
2回目の海外1人旅(2001年のゴールデンウィーク)は、チェコのテルチでパステルカラーの看板建築を見ること。(プラハ城やミュシャ美術館、ビアホールも)
3回目の海外1人旅(2001年8月)は、ヘルシンキとストックホルムで雑貨屋めぐりをして、23時間だけ滞在するアムステルダムでアンネ・フランクの家とミッフィーショップを訪れること。
4回目の海外1人旅(2002年8月)は、ミラノで「最後の晩餐」を見て、映画「旅情」と「ベニスに死す」の舞台であるベネチア(本島・リド島)を訪れること。
5回目の海外1人旅(2003年9月)は、ディズニーワールドでカーク・フランクリンが出演するゴスペルコンサートを見て、ニューヨークでゴスペル&ミュージカル鑑賞、9月11日にワールドトレードセンター跡に行くこと。(アメリカでは、遊園地でゴスペルコンサートが結構開かれているようだ)
6回目の海外1人旅(2004年7月)はテーマは決まっていなくて、近場ということでソウルに2泊3日で旅行をした。高校の時に読んだ「ソウルの練習問題」と大学時代に習った韓国語、映画「8月のクリスマス」、ドラマ「冬のソナタ」の影響もあったかも。
7回目の海外1人旅(2004年9月)は、デンバーでジョー・ペイス率いるコロラド・マスクワイヤーの音楽を聴くこと(リサーチが甘く、聴けず)&スティングのコンサートを聴くこととボールダーとサンタフェ(アレキサンダー・ジラルドコレクションとジョージア・オキーフ美術館)に行くこと。
※追記で、ジョー・ペイスの歌は、その1~2年後、日本のゴスペルコンサートで聴くことができました。マスクワイヤーが一緒でなかったのは、少し残念でした。
8回目の海外1人旅(2005年9月)もなんとなく近場の台北へ。ホウ・シャオシェン監督プロデュース「光點台北(台北之家)」と烏来、「ヴィヴィアンウエストウッド」展、夜市には行きたかった。
9回目の海外1人旅(2005年11月)も、近場の香港・マカオへ。マカオの世界遺産建築めぐりと香港で飲茶、映画「恋する惑星」で有名なエスカレーターに乗ること。
10回目の海外1人旅(2006年1月)は、バルセロナでカラフルな建築を見ることとセビリアでフラメンコを見ること。スペインに関しては、台北に行った時点で既に興味があり、台北を旅行中に「西班牙」という巨大な垂れ幕やスペイン語のCDを発見し、スペインに呼ばれた気がしていた。
11回目の海外1人旅(2006年10月)は、メキシコシティで死者の日(メキシコ版ハロウィン)を見ることとゴスペルのルーツである南部・ニューオーリンズでジャズを聴くこと(ハリケーン・カトリーナの復興を応援したい気もあった)。
12回目の海外1人旅(2007年5月)は、アイスランドのカワイイ街並みを見ることとロンドンで美術館・ミュージカル鑑賞。
かなりマニアックなテーマもあるので、1人旅でないと行くのが難しかったなと思う。
特にゴスペルなどは興味のある人が限られるので、1人旅でないとなかなか聴きにいくのが難しいかもしれない。
ニューヨークに関しては、ゴスペルクワイヤーに所属していた時のメンバーに2人旅に誘われたが、1人旅に慣れてくると1人のほうが気楽なので断ってしまった(会社の休みが合わせづらい+旅行に使う予算が合わないという理由もあった)。
その時は会社員で、それなりに気も使っていたので、休みの時くらい自由にわがままになりたかったのかもしれない。
行先がヨーロッパとアメリカ、アジアに偏っているが、その当時はそれ以外の地域に行ってみたいと思ってなかったので、他の地域には行かなかった。
しかし、海外旅行熱が冷めた後に、パタゴニア(チリ・アルゼンチン)とチロエ島、チュニジア、コロンビア(ガルシア・マルケスの本の影響)、ガーンジー島(「ガーンジー島の読書会」の影響。イギリス)、セルギエフポサド(マトリョーシカの産地)、ウラジオストクやハバロフスク(ロシア)などが良さそうだな、と考えることはあった。
これらのスポットは確実にツアーのほうが安そうだし、効率的にも回れそうだし、治安の悪いスポットもあるのだが、もし行くとしたら、やっぱり1人旅を考えてしまいそうだ。
1人なら、食事も好きなものを選べる。
と言っても、結構ビビりなので、レストランに1人で入るのには勇気がいるのだが。
食事メインで旅行に出たことはないけれど、やはりおいしいものを食べるとテンションがあがる。
女1人の食事におすすめなのは、カフェや美術館内の施設、デパートのフードコートだ。
わたしはお酒が飲めたので、パブに入ることもあった。
ロンドンで入ったパブは、観光スポットにあったので、女性1人のお客さんが他にもいた。
全般的に、大都市の方が1人でも気軽に入れるお店が多いと思う。