Ami Komatsu | 箏・十七絃演奏家

『日本の "音" で日々を豊かに』フルタイム会社員として働きながら、演奏家として活動しています。日々考えることなどを発信中!和歌山県出身、東京都在住。 Webサイト:komatsu-ami.com

Ami Komatsu | 箏・十七絃演奏家

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最近の記事

ごく普通の高校生が、部活動をきっかけにライフワークに目覚めるまで

日本の伝統楽器・お箏(琴)演奏家のAmiです。 ご覧いただきありがとうございます! お箏をやっていると言うと、「小さい頃から習っていたの?」と聞かれることが多いのですが、私がお箏を始めたのは地元和歌山の高校で、「箏曲部(そうきょくぶ)」に入部したことがきっかけでした。 めずらしい部活かもしれませんが、最近では『この音とまれ!』という、箏曲部を舞台にした漫画が流行ったりもして(TVアニメにもなってます)、知名度が上がっている気がします。 今回の記事では、箏曲部での思い出を

    • 自己紹介 | 日本の伝統楽器・お箏(琴)の魅力を広めたい

      はじめまして、Amiです! 日本の伝統楽器・お箏(琴)の魅力を広めたい!と、演奏家として活動しております。 noteは数年前からざっくばらんに投稿を続けていましたが、30代になり人生の軸が少しずつ定まってきた今、改めて自分の考えやライフスタイルを発信していきたいと思い、再スタートすることにしました。 noteを通じて、価値観に共感、あるいは刺激を与えあえる仲間と繋がりたいと思っています。 また、私の発信することが、だれかの生き方のヒントや(反面教師になることもあるかも?

      • 【きまぐれ4コマ劇場】野望

        • 楽器と個性

          箏弾きのAmiです。 明日の本番に向け楽器の準備をしております。この楽器との付き合いも早五年あまり。「良い箏ほど、技術がないと音が出ない」もので、当初はまったく楽器が鳴らず悩みましたが、最近になってようやく馴染んできてくれました。 箏の寿命は数十年単位と言われております。経年によって音が変化するのも箏の特徴です。 新しい楽器は水を多く含みますが、時間とともに水分が抜け、やがては朽ちていきます。若い楽器の瑞々しい音、朽ちゆく過程の暖かい音...。決して劣化していくのではな

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        • 読み返したいリスト
          8本
        • ものづくり
          3本

        記事

          ゆらぎの力

          海より山派のAmiです。 秋晴れですね。青い空に映える稜線が美しいです。今日は祖母の家に行ってきました。和歌山市内から車で1時間半、日高郡の奥地の秘境です。 祖母は昨年亡くなりました。享年91歳の大往生でした。晩年は和歌山市内で暮らしておりましたので、祖母の家はかれこれ10年、空き家になっていいます(年に数回、親戚の誰かが遊びに来てはいるのですが)。 自然に囲まれた美しい集落です。近年は住人がすっかり減り、片手で数えられる程の世帯数になってしまいました。 農業をやる人

          中国と和楽器市場

          Amiです。お箏をひいています。 お箏や備品のメンテナンスは、基本楽器屋さんにお願いします。糸を締め替えたり、爪の輪の交換だったり。いつも丁寧に仕上げていただき感謝です。 メンテ作業の合間に、業界の色々なお話を聞かせていただくのも楽しみのひとつ。 近年日本のお箏メーカーでは、中国向けの箏の製造販売が増えているそうです。 国内市場では、箏の製造数は減少の一途をたどっており、50年前の6分の1以下まで落ち込んでいます。 そのような状況の中、新たな販路開拓のため、中国向け