贈り物は第一に、美しくあること。
20231211.
直感で、会いたい。と思う人が私にはいて(ただ私の場合は会いたいというより、会わないといけない気がする。と感じてしまう)その内の1人が兵庫県丹波市で活動されているイチと二のまこさんという、(https://ichitoni.com)自然の中でお料理をされている方。
いつものようにSNSを見ていると、綺麗に並べられたシナモンロールの写真が流れてきた。派手ではないのに、シナモンロールそのものが持つ何か力強さのようなものを感じて、私は強く惹かれた。それがまこさんの作るシナモンロールだった。詳細を見ていくとネットから購入できることがわかり、このシナモンロールを食べてみたいと思った。購入をして、お家に届いて、箱を開けるときに感じたドキドキとワクワクは今でもよく覚えている。
とても丁寧な包装で、シナモンロールの他に、日々の暮らしが伝わるとても愛おしい日記も一緒に送られてきた。物だけが、今、手元にあるはずなのに、まこさんからの贈り物は、人の、生活の気配をも感じられた。その贈り物には、温度があった。
素朴だけれど、唯一無二のような存在感、派手ではないのに、訴える何かがある魅力たっぷりのシナモンロールは、とても美味しくて、丁寧に食べたくなる、そんな味だった。大切に大切に、いただいた。
そしてなんと言っても、シナモンロールが、美しかった。綺麗というより、美しい。そう思った。その美しさにはシナモンロールに対する敬意や愛のようなものを感じた。
そのとき私は強く思った。誰かへの贈り物は、愛を込めて、とても丁寧で美しくあるべきだということを。美しいということは、そのものに対しても、贈る人に対しても敬意が無いとできないこと。愛がないとできないこと。
とても大切なことを教えていただいた気がする。美しくあること。忘れてはいけないと思った。忘れたくないと思った。
というこの気持ちを伝えずにはいられず、ラブレターのような長文のメールを送ってしまった。気持ちが伝わるか、言葉をうまく組み立てられるか心配ですごく送るか迷ったが、それでも伝えたいと思った。
まこさんはとても丁寧に、返信をしてくださった。すごく嬉しかった。伝えて良かったと、思った。
イベントにも出店されているようで、会いに行くことはきっとできるかもしれないけれど、その会いに行くのは今ではなくて、きっと、どこかで強く今だと思うタイミングが来る気がしていて。だからそれまでは、この会いたいを、大切に閉まっておこうと思う。
本当に会えるかわからないけれど、生きていたらどこかで会える気がしている。そんな希望を込めて。
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まこさんが作っていた、大根と塩麹とクミンの春巻き、私も作ってみたくて、先日作りました。
本当に美味しかったなあ。そしてやっぱり美味しいは共有したいということで、母にもすすめました。
(キンパは唐突に食べたくなって不思議な組み合わせになりました。それでもとっても良かった)