答えが見えてこなくても、考えることをやめないで。
20220228.
先週、母校へ行き大学の頃お世話になった先生に会いに行きました。これまでの人生で出会えて良かったと思えるうちの1人でもある大切な先生。
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本を読むようになってから、3年後や5年後もっと先の将来、自分がこうなっていたいから、今これをすべきだ。という、実現したい未来から逆算して今すべきことを行うことが大切である。という記事をよく見るようになりました。
それは私も理解をしたし納得もしていました。
しかし、その数年後の目標が自分でもわからず、決められない、考えてはみたものの見えてこないので苦しくも感じていました。そんな中、このことを先生に相談すると、こんな答えが返ってきました。
答えが見えてこなくても、考えることをやめないで。答えがわからなくても、考え続けることが大切なんだと思う。
1日10分でも、5分でも、答えが出なくても考え続けることが大切なのだと。考える内容も具体的にわからなくてもいい。自分はこんな雰囲気が好きで、こんな匂いの場所が好きで、こんな人の側にいたくて。そのくらいぼんやりと、ふわりと、この程度のことでも毎日様々な面から考えることで、自分の目標や将来の姿に少しずつ近づいていっていることは確かだと思う。それに、毎日少しずつでも考えていると目標の姿にほんの少しずつだけど近づいていっているって言う感覚があって自分でも自信になるでしょ?と。
先生の話を聞いているとそうやって言っているように私は感じられました。先生の話しているときの柔らかい表情と、優しくも力強い確かな言葉は今もはっきりと覚えています。
こんな言葉知ってる?僕もこの前聞いたんだけどね。と言ってこんなことも教えてくれました。
「(考えることを)やめるっていうことって、諦めるか答えが出るかどっちかだと思うんですけど、諦めるっていうことって完全な分断だし、答えが出たって思うことって偏見だと思うんですよ」
伊集院光さんが以前テレビ番組で言っていた言葉だと言っていましたが、
答えが出ないからと言って問題から目を逸らすのでもなく、これだと一度出た答えに満足して考えるのをやめるのでもなく、考え続けることが問題解決につながるのだと。そのように私は捉えました。
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これって、ずっと答えが出ないんじゃ…。そんなことも一瞬思いましたが、自分が一番心地よいと思える答えを、心地よいと感じる瞬間を「今」の自分の答えにしようと思いました。
…この答えもかなり抽象的だなよなあと思いつつ、自分の「あ、いいかもな〜これ。」そのくらいゆるくとも、こういう答えが一瞬でもあれば、その答えを大切にしたい、そう思います。
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