怖れの妄想が暴走した夢
先週フラメンコ発表会のリハーサルがあった。
衣装を着て、メイクをして、照明が入ると本番さながらの緊張感だ。
緊張はしていないんだけど、テンションが上がっていて浮足立つ。
案の定、普段はしない振り忘れをしてしまった。
リハーサルが3時間ほどの長丁場だったので、帰宅してからはいつもしていたストレッチもそこそこに寝た。
やはり、ストレッチはしなければなかなかったのだろう。
夜中に足が攣って悶絶した。
翌朝になっても攣った衝撃がすさまじかったからか、足がずっと痛かった。
最近、娘も謎の腰痛が長引いていたので、二人で整骨院へ行った。
整骨院は馴染みの場所で、娘も小さいことから一緒に来ていたので気軽に来られた。
私は、ここ数年セルフメンテナンスに力を入れていたので、体の不調がなくて整骨院は久しぶりだった。
私は足の状況と痛みのある場所を伝えて、先生が触りながらいろいろと質問してくる。
腿の筋肉が硬いねーと言いながらほぐしてくれていた先生が、「ここはどうしたんですか?」と聞くので、私は「生まれがインドネシアで、予防接種の際の消毒不十分で肉が腐ったのです。」と答えた。
先生曰く、その肉が腐った箇所を周りの筋肉やら靭帯やらがサポートして疲労しているのだそうだ。
私は、高校生の時にバレエの練習をして捻った捻挫の後遺症的なものかと思っていたが、原因がそんな幼少期にあるとは驚いた!
今まで、腿に傷あとがあることで困ったことはなかったし、体を動かしていて何も問題はなかったので、ちょっとショックを受けつつ帰宅した。
整骨院の先生に股関節のストレッチをするように言われていたので、朝晩がんばってやっている。
最近、父が風呂場で転倒して腰骨を折って入院した。
彼は、幼少期に股関節脱臼をしたのを放置したので、股関節の動きが硬い。退院しても歩行は難しいと言われているそうだ。
私は、自分の幼少期の腿の損傷と、父の歩けなくなることがリンクしてしまい。自分もそのうち歩けなくなるのではないかと、怖くなった。
一旦、”怖れ” のイメージが湧いてくると、それがどんどん膨らむ。
それらは、無意識で膨張して夢になって出てくる。
私は、普段夢をあまりみないのに、その日は自分の股関節の激痛で転げ回る夢を見た。
夢の中で絶叫してもがき続けていたから、朝起きたときにはぐったりと疲れていた。
夢だと思っているけど、現実に痛かったのかもしれない。
どよーんとした気分のまま、自分が怖れに囚われていることに気づいたので瞑想をした。
頭の中で、自分の股関節が壊れて歩けなくなる恐怖が膨張し続けるイメージの世界から離れて、”私の中心” に戻ってきた。
怖れだろうと、喜びだろうと、感情に大きく引っ張られると不安定になる。
私の中心という軸をしっかりさせて、そこから拡がっていけば、どこまでもいける。
スピリチュアルをふわふわした感覚で使うと、うまく巡らない。
しっかりと自分の中心を持つことで、もっと自由にもっとやりたいことに挑戦していける♪