顔が濃い族にも似合うメガネに出会った話
昔と違って、おしゃれなメガネが増えましたよね。
ファッションにメガネを取り入れたい!と思いながらも、「自分の顔にはメガネは似合わないし・・・」とあきらめている人もいるのでは?
何を隠そう、私もつい最近までそうでした。
長年コンタクト派だった顔濃い族の私が、運命のメガネに出会えた話をします。
なぜメガネがほしくなったのか
花粉の時期にコンタクトはつらい
右目だけ近視なので、長年コンタクトを使用していましたが、特に花粉症の季節は目がゴロゴロして耐えられませんでした。
また、裸眼で過ごしていても、視力の左右差から頻繁に片頭痛が起こっていました。
コンタクトを使用できないときの逃げ場としてメガネが必要だ。そう思い購入を決意しました。
おしゃれメガネさんになりたい
おしゃれな人がよくかけてるなぁと、数年前から密かにあこがれていた黒ぶちメガネ。髪はぺたっとさせてまとめて、ニット帽とかかぶっちゃって、少し大きめの黒いフレームのメガネをかけたら素敵そう・・・!
男性用×サングラスフレームをかけるという選択
私は顔立ちが濃くて、鼻が大きくて高いです。そのため、フレームがしっかりしているメガネをかけると、「鼻メガネつけてる?」とツッコミを入れたくなるような顔になってしまいます。
おまけに顔が大きいので、女性向けのメガネフレームはことごとく合わないのです。
メガネを選んでいると、嫌でも自分の顔の弱点と向き合うことになるので、だんだん悲しくなってきました。。が、眼鏡店を何店舗も回り、自分の顔でもおかしくない黒ぶちメガネを血眼で探し求めました。
そこで出会ったのがこのメガネ!
SOPHNET×金子眼鏡
フレームが太すぎず、黒と茶色が混ざったべっ甲のような色味なので、顔になじんでくれます。
そしてこれ、実は男性向けで、しかもサングラスとしても使用できるフレームなんです。私の大きい顔でもオーバーサイズ感があり、こなれた雰囲気を出すことができました!周囲からもなかなか好評でした。
花粉症の季節でも目が赤くならずに、快適に過ごせてハッピー!
ちょっと高かったけど、やっと似合うものが見つかったし、自分の顔の一部としてずっと使うものだし!!と、清水の舞台から飛び降りるような気持ちで買ったのでした。
あれっ…ちょっと重くて痛いかも?
Webライターという仕事柄、一日中PCをにらめっこする毎日。購入したメガネを朝から晩までずっと着用していたため、メガネの重みがつらくなってきました。
そのうち慣れるかな?と思い、しばらく我慢しましたが、数か月経っても慣れることはなく、仕事が終わった瞬間に「うおおおお!!!」とメガネを脱ぎ捨ててしまうほど。鼻の付け根にはいつも鼻パッドの跡が赤くくっきり・・・。
眼鏡店で何回も調整してもらいましたが、フレーム自体が重いので、劇的に改善することはありませんでした。
デザインは気に入ってるだけに残念・・・。
メガネってお出かけ用(おしゃれ用)と普段用の使い分けが必要なんだ…と痛感しました。
メガネ沼へ
メガネの重みで、私の鼻は限界に達しようとしていました。
やっぱり軽いメガネがほしい・・・。
購入から1年足らずで、眼鏡店巡りを再開。
が、前回血眼で探しただけあって、持ってる黒ぶちメガネレベルに似合うフレームはなかなか見つからず。
あらゆる眼鏡店をふらついて試着してはガッカリして去る、という行動を繰り返していました。
「軽い眼鏡 おすすめ」「メガネフレーム 軽い」で検索したり、職場の人に「なんかおすすめの眼鏡のブランドとかありませんか?」と聞いたり、頭の中は眼鏡一色、まさにメガネ沼にはまってしまいました。
すると、同僚が、
「メガネは軽さというより、その人に合っているかが大事」
「いろいろ相談して、提案してくれる老舗の眼鏡屋さんがおすすめ」
とアドバイスしてくれました。
やっぱり老舗店の提案力はさすがだった
「老舗店って、おばあちゃん向けのメガネしかないんじゃ?それに高そう・・・」と思っていた自分を小一時間問い詰めたいです。
おしゃれで今どきのフレームがたくさん揃ってました。そして何より、提案力が圧倒的でした。
60代くらいのベテランでダンディな男性店員さんがおすすめしてくれたのはこちらのフレーム。
こういった小さめのフレームは顔が大きくて似合わない、と思い込んでいましたが、実際にかけてみると意外と合ってました。
鼻パッドがなくて、鼻梁に直接乗せるタイプです。このようなものを「一山(いちやま)メガネ」と呼ぶらしいです。ジョン・レノンがかけているあれです。
もともと、大正初期ごろまでは一山メガネしかなかったのが、「平たい顔族」の日本人のために鼻パッドつきのメガネが普及したそうです。
こんな形のフレームがあったこと自体、これまで知りませんでした。
心に響いた店員さんのトーク
これまた、ダンディな店員さんの営業トークが秀逸で、とても気分が上がりました。
ダンディ:「お客様のように鼻がスッとしていらっしゃる方に最適です」
(注:鼻が高くて大きいだけで、決してスッとはしていない。)
(似合います?との質問に対し)
ダンディ:「似合わないものはお勧めいたしません。(ニッコリ)」
ダンディ:「お客様の場合、シンプルなフレームのほうが、はっきりしている顔立ちを生かせます。個性を生かされたほうが良いですよ」
自分の顔の特徴をコンプレックスに思うのではなく、個性を生かす・・・!
目から鱗な気分でした。
まあいいお値段なことに変わりはないけれど、値引きしてくれて、前の眼鏡よりお安く買えちゃいました。
視力測定も調整も丁寧で的確で、あー最初からこのお店に来ればよかったーと心から思ったのでした。
鼻に跡もつかないし、軽いし、これをメインで使用します!
メガネ、それはコンプレックスを個性に変えるアイテム
これまでの人生、鼻が高いことを指摘されることが多く、内心コンプレックスに思っていました。うらやましい!と言われることもありましたが、全然嬉しくなく、むしろ嫌で、その話題には触れないでほしいと思っていました。
今回のメガネ選びを通じて、自分の顔が好きになった・・・とまではいきませんが、私はこんな特徴があるんだ!むしろこの顔だから、このメガネが合うんだ!と、前向きに受け止められるようになった気がします。
ここまで、私のメガネ談義に長々と付き合っていただきありがとうございました。
あなたもぜひ、新しいメガネでいつもと違う自分を見つけてみては?