ケンカの原因は、「私の自由が羨ましかった」
私があちこち動くことでパートナーとしばしば喧嘩になることが多かった。
私たちの話し合いはたいてい食事中に始まることが多いのだけど、
それはなんのために行くのか?意味のあることなのか?そこまで比重を置くのにはリスクがあるんじゃないか??と色々言われ。
この人は、
私が「お金を稼げていない」のことにイライラしてるんじゃないか、夢見るアーティストみたいにバカなことするなと言ってるんじゃないかと思ってどんどん返す言葉が強くなり、平行線だった。
「一旦お皿片付けようか」と切り上げてくれて、お皿を洗った後はこたつに入ってカウンターのように横並びで座った。
そこから続きの話し合いが始まり。
ずっと私は「これはお金を稼げるようになるために動いてるんだよ」「大事なことなんだよ」「お金お金言うんだったらじゃああなたはどうなわけ??(言うほど稼いでないじゃん)」と言うばかりだったのだけど、
パートナーは「違うよ、お金のことなんて一言も言ってないよ!」ってなってたので、こりゃおかしいぞと思った。
「もしかして、本質(本音)隠してない??」
そこから、お互いに言ってることを可視化させようと、紙に書いてみた。
そしたら、お金じゃなかった。
”私の自由が羨ましい”、だった。
彼は毎日出勤するスタイルの仕事。好きに休みもとれないし、自分の意見を取り入れてくれない上司でやる気も削がれ、あんまり楽しくない・・・
一方私はリモートワークで、たまに関東に出張して、ついでに大好きな友達にも会えている。
稼ぎは少ないけど自分のやりたい事どんどんチャレンジさせてもらえる環境だから、めちゃくちゃ楽しい。
「縛りがないあーちゃんは自由で羨ましい。俺は動けないのに・・・」
これが本質だった。
私も、パートナーを置いて出かけることに罪悪感を持ちながら動いてる部分があり。
どうにかご機嫌を取ろうと言葉をオブラートに包んだり、安心させるために盛ったり。気遣いをしていた。
けどパートナーは「2人で同じ世界を共有したい」という気持ちが強く、私の気遣い=同じ世界ではない(隠している)のでモヤモヤしていたみたい。
罪悪感が見透かされていた。
ほんとは、気遣いせず堂々と「やりたいことやってる!!」って断言してやっちゃえば良かったんだ。
お互いに「自由」であれば、相手が何をしようと気持ちよく送り出せる。
子育て中の奥さんが旦那さんに対して「飲み会ばっかり行って!!家のことも考えてよ!」って不満を持ってるのに近いのかもしれないと思った。
動けない奥さんと、動ける旦那さん。
けど、おじいちゃんに好きに子ども預けられる環境で、奥さんも動けるのだとしたら。
家のローン組んでなくて、賃貸ですぐに動けるのだとしたら。
ミニマリストで荷物が少なかったとしたら。
仕事もリモートワークだとしたら。
「いつでも好きに動ける自由」がお互いにあれば(依存してない状況とも言えて)、相手が何しようが関係ない。
パートナーは来年仕事を辞めるつもりだそうなので、この不安不満がなくなれば新しい人生がまた始められるのかも。
”自由”はちゃんと自分で作っていくべきもの なんだと思った。