生き残りをかけたカーブサイドピックアップ NYレポートNo2
NYでロックダウン以降、レストランにとっても、利用者にとっても生き残りに欠かせないものになっているフードデリバリー。
ロックダウンによりレストラン内での飲食が禁止になり、スーパーで長蛇の列ができた3月半ばから6月にかけてデリバリーの需要が急増しました。7月・8月は車道を利用したテラス席での営業再開により、6月と比較して20パーセント近くデリバリーの利用が減ったことが伝えられていますが、これから気温が下がる秋冬にかけてレストランにとって重要な収入源であることは変わりません。
多くのレストランがPostmatesやUber Eatsなどのデリバリー会社と提携していますが、その利用料の高さなどから、ピックアップに力を入れるレストランが増えています。
人気グルメハンバーガーチェーン店のShake Shackでは、自前のアプリを利用したデジタルオーダーと、カーブサイドピックアップと呼ばれる、オーダーを受けた商品を人とコンタクトすることなくレストランの外でピックアップできる仕組みを作り、これを拡大していくことを発表しています。
郊外では、車のトランクに商品を入れるという形のカーブサイドピックアップも登場しており、事前にアプリや電話でオーダーと支払いを済ませ、出来るだけ人とのコンタクトなしに商品の受け渡しをする…という形が拡大していきそうです。
コロナ以前から、高騰し続ける家賃に圧迫されていたNYのレストラン経営ですが、コロナにより店内での営業が禁止となり、今後も制限されることを前提に、ビジネスモデルの大きな変更を余儀されています。
日本にも支店を持つブルックリンの人気レストランEggは、9月末で惜しまれながらブルックリンのレストランをクローズしました。今後の具体的なプランは未定であるものの、オーナーは賃料を抑え従業員により多く支払えるようにテイクアウトを中心にしたビジネスモデルにする必要があるだろうと語っています。
今後より多くのレストランで、経営者にとっても従業員にとっても、よりサステナブルなビジネスモデルへの変更が必要になってくることは間違いありません。
この記事を読んで・・・我々が今後どう行動すべきか?考え方は、さまざまでしょう。私は【行動しながら考える】事の重要性を感じ取りました。
今、UberEats正規代理店の私たちが、飲食店経営者様に何をお手伝い出来るのか?を再度考えていきたいと思いました。
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