おばちゃんにイニシアチブをとられる、ということがある。そしてその体験は大体その日1日のハイライトになる。 これは大手町のできるサラリーマンでも、とびっきりの美人の同世代の女の子でも、もしくはモデル級の外国人でもダメで、絶対におばちゃんでないといけない。思うに、これは「おばちゃん」という呼称に伴う圧倒的な日常性に起因している。毎日どこかですれ違っている、不特定多数の中のその一人の奇跡。 休みの日くらい、何か建設的で計画的で、今後忘れられない日にしたい、なんて思う。しかし