ccamidacs

微笑みのツボを押す、ノンフィクション・エンターテイメント・ライター書き下ろし。海外おもしろネタ、ビジネスシーンネタ、オリジナルストーリー。ストレスの時、休憩の時、サボリの時、腹立ちの時、安らぎの時に、どうぞお試しください。更なる情報は→ https://amidacs.jp/

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最近の記事

不可解事件簿、続・アンティーク

前回報告した富岡鉄斎のストーリー、実は後日談があったのだ。 親父がガサゴソと出してきた物は、まさしく本物であると、おふくろ様がお墨付きを出したのだ。 一時期は、額に入れて飾ってあったとの事だが、その時は既にかなり黒ずんでいたらしい。 それを、引っ越しか何かの際に、風呂場の上にほったらかして置いてあったのを、着物箪笥に仕舞い込んで現在に至っているという。(なぜ、そんな湿度の高いところに置いたかは不明らしい。) ま、今となっては、国立美術館勤務の修復匠がバンザイをするぐら

    • 不可思議事件簿、河童の棲む池

      つい最近、近所の家が建て替えられた。 その家は、この辺りだと割と大きな方で100坪くらいの敷地だから大したものだ。 おやようございます。松岡さん。 ほう、もうそろそろ出来上がりそうですね。 お庭も立派な造りになりましたねー。 いやー、それほどでもと謙遜するその主人の顔には「どうだ」と書いてあった。 ただ主人自身が言うように、狭い庭にいろいろと詰め込み過ぎている感は否めなかった。 それでも、本人が満足ならそれで良い話だ。 主人曰く、後々手入れが大変だと家族のみん

      • 不可解事件簿、アンティーク

        私が初めてアンティーク(=骨董の類)に目覚めたのは、高校生の頃である。 皆さんも良くご存知のTV番組「開運!何でも鑑定団」が1994年4月のスタートだから、世間の方々がその影響を受ける少し前の話となる。 事の始まりは、実家にあった古びた一枚の扇絵だった。 ある日、大爺さん、大婆さんが揃って実家へ降臨された日があった。 親戚一同も会していた記憶があるから何かの法事だったに違いない。 一通りの仏事をこなして夕餉の時間、酒も入って宴はかなりの盛り上がりを見せて来た。 い

        • 不可思議事件簿、ブランド名

          エルメス、モンブラン、ルイ・ヴィトン、ダンヒル、バーバリー、コーチ、、 数え出したらキリはあるものの、結構な数があるブランド名。 仕事柄、空港でよく目にするがあまり興味はない。 しかし、そんな私も、こと食材に関しては少し反応してしまう。 口から入れて、身体の素になるわけだから可能なら安全且つ安価で旨いに越したことはない。 昔、ステーキ、すき焼きと言えば、ご馳走の代名詞だった。 その頃は、立食いステーキなど会話が成り立たない程、邪道な言葉だった時代だ。 ステーキと

          レシピ、店員さんの育て方【服屋】

          玄人、匠、免許皆伝、人間国宝、業師、有段者、士業、教師、医師、、 何かに長じている人を指す言葉は、いくつもある。 長い年月、修行や経験を積み上げ、ある一定の領域へ到達するプロフェッショナルの事だ。 私の中でのプロ定義は、こうだ。 「如何なる状況下であろうと、動ずる事なく、繰り返し事を成せる方」としている。 故に、個体差はあれど、一般にはその力量を信用しプロとして利用させてもらう。 しかしながら、日常生活に置いてはさまざまなセミプロに身を委ねる事の方が多いだろう。

          レシピ、店員さんの育て方【服屋】

          無駄な努力ってあるの?

          日本人は努力を美徳と考える。 小学生の頃から一貫して、努力の大切さを叩き込まれる。 そのせいか、大人になっても、努力を中心に仕事をしたり、考えを巡らせたりする方が多いようだ。 私とて、決して努力を否定するものでは無い。 しかし、政治、教育、福祉、公共事業等、努力だけではダメな事が多はずなのに、こんな言葉が便利に使われる。 “努力義務”となっています。 この努力義務、一般には、「〜した方が望ましい」と解釈されている。 要は、あんたの裁量に任せるわ、と言うこと。

          無駄な努力ってあるの?

          気持ちの切り替え方法

          私は、嫌な事があると、何か新しい事を始めて気持ちを切り替える。 しかし、何も新しい事を思いつかない時がある。 今日は、そんな時に眺める一枚を送ろう。 これだ、👇👇👇 この左手は、なぜ上がっているのか? よッ、元気? このくらいしか、思いつかない。 しかし、放尿中に、それはないか。 うーむ、名作だ。 さて、 みなさんなら、この画像見て、どんな吹き出しが適切だとお考えだろうか。 今日は少し趣向を変えて、考察してみたい。

          気持ちの切り替え方法

          嘘のレベル

          人は、言葉をつなぎ合わせて相手に気持ちを伝える生き物である。 だが、その言葉が本当かどうかは、誰にも分からないのである。 ★ 「嘘」 辞書に尋ねると、 事実でないこと。また、人をだますために言う、事実とは違う言葉。偽 (いつわ) り。「嘘をつく」「この話に嘘はない」 うそ・[用法]いつわり――「嘘偽りは申しません」◇「嘘も方便」「嘘から出た実 (まこと) 」「そう来なくては嘘だ」「嘘のように晴れ上がる」のような慣用句や慣用表現の「嘘」は「偽り」に置き換えることはで

          嘘のレベル

          誤解の真実

          聞いたよー。 最近やたらとモテるらしいじゃない。 はぁ?? この前いっしょに飲んでた美女、あれは、だれかな〜? 何の事です? 全く身に覚えが無くとも、こんな誤解ならいつでも来いでウエルカムだ。 いわゆる、トキメキの誤解に分類されるだろう。 見間違いであろうが、勘違いであろうが、誤解であろうが、構うこたあない。 彼らの想像力のままに、それを楽しむまでだ。 しかし、最近度々受ける相談に、「誤解されるのが怖いんです。」「耐えられないんです。」「いろいろ気になって、

          誤解の真実

          レシピ、一週間の過ごし方。

          読者諸氏におかれましては、一週間をどのようなリズムでお過ごしであられましょうか。 少し、私の話を聞いてください。 まずは、指を揃えて、手の平が見える様に右手と左手を見比べてます。 殆どの方が、左右対称な筈です。 そして、好きな方を選んでみて下さい。 私は、左手が好きなので、以下を基準に予定を入れることにしています。 注目していただきたいのは指の高さです。 (1→最高の日、5→最低の日) 分かりにくいので、解説図を入れておきます。 私は、低い方から親指、小指、

          レシピ、一週間の過ごし方。

          海外事情、バリ、ロンボック島【エピローグ】

          海外事情シリーズは、私が体験した生の情報を真面目に届けるというのがコンセプト。 しかし、バリ、ロンボック編は、少々ストーリーに走りすぎたかもしれない。 それだけ、おとぼけ3人衆のキャラクターが愛おしいかったのだ。 さて、バリ島での滞在も残すところあと二日。 一日は、民族舞踊見学、お寺などの観光名所巡りで、あッと言う間に過ぎてしまい既に最終日となっている。 空港へ向かうバスの中では皆が無口だ。 それぞれに、今回の旅の思い出を回想しているのだろう。 窓からの景色も何

          海外事情、バリ、ロンボック島【エピローグ】

          海外事情、バリ、ロンボック島第【七報 究極の値段交渉】

          ロンボックでは腹をやられ、バリでは金をもぎ取られ、踏んだり蹴ったりな旅に思えるが、今やそれはそれで楽しい思い出となっている。 私の知人に、謎の土産屋に身包み剥がれ、拳銃を突きつけられて、ガラス玉に50万円分のクレジットカード切らされて、裸で放置。国境警備隊に発見されて助かったやつがいた。それに比べれば、屁みたいなレベルだ。 ただ、7才にして20人程を率いる天才ゴマダラが腹立たしいだけだった。 到着早々にキツい洗礼を受けたおかげで、少し身が引き締まった。 悔しがってばか

          海外事情、バリ、ロンボック島第【七報 究極の値段交渉】

          海外事情、バリ、ロンボック島【第六報 ミニミニ窃盗団】

          ロンボック島でのダイビングと南国バンガローを思う存分楽しんだ仲良し4人組み。 残り三日の滞在先バリ島へ移動だ。 時刻は既に夕刻前、一旦ホテルにチェックインし荷物を各々の部屋へ入れることにする。 おッ、来たな。 ここでも、最高の常夏笑顔のセクシーレディがウエルカムドリンクを差し出してくれる。 No、No、結構です。 自分は、秒殺でノーサンキューをコールした。 みんな、あかんで、それ例のやつだから! 隣を見ると、ハジメがグラスに口を付けようとしていたから、飲むんか

          海外事情、バリ、ロンボック島【第六報 ミニミニ窃盗団】

          海外事情、バリ、ロンボック島【第五報 新たなる試練】

          男女四人組、ロンボック島での旅も四日目の朝を迎えている。 海外事情として、トイレと薬の情報をお伝えするつもりが、かなり横道にそれてたストーリーになり愚痴までこぼしてしまったが、今少しお付き合いいただきたい。 因みに、前回のAちゃんとのベッドシーンに関して、今少し、詳しく、その後の展開をお知りになりたい諸氏がおられた様だった。 しかし、ご期待に添えるような甘美さは微塵も無く、あれ以上の描写は、彼女の尊厳を傷つけかねないのでストップさせた事をご理解いただきたい。 ただただ

          海外事情、バリ、ロンボック島【第五報 新たなる試練】

          海外事情、バリ、ロンボック島 【第四報 究極の選択】

          Aちゃんの寝ゲーロで、瞬時に地獄絵図化した我らが南国のバンガロー。🤢🤮 本人は、反転、横へにじって寝ています。相当な奴です。 ちょっと、落ち着こう。 しかし、ここで己に残された選択肢の無さに、意識が遠くなりそうになって来た。 1: 床で寝る、匂いと共に。 2: 外で寝る、毒虫、獣たちと共に。 3: 添い寝、決死の覚悟で、その海へ滑り込む。 4: 隣の部屋で寝る、いやいや無理だろう。 人生には、究極の選択を迫られる時がある。 今が、まさにその時だ。 選択でき

          海外事情、バリ、ロンボック島 【第四報 究極の選択】

          海外事情、バリ、ロンボック島 【第三報、麦酒の洗礼】

          秘薬のおかげか、どうやら峠は越したようだ。 熱が下がってくれただけでもありがたい。 ひょっとすると、明日は潜れるかもしれない。 三人も安堵の表情で、それぞれに己れの功績と言わんばかりに反り返っている。 B子には、多少なりとも恩を感じている。 TOEIC200点レベルで、よく頑張ってくれた。 笑って少し漏らした自分を反省しよう。 それに引き換え、ハジメッ。 自慢の英語はどこへ置いて来たんだ。話せるって、誰が言うたんや。まあ、努力賞ってとこやな。 さて、A子ちゃ

          海外事情、バリ、ロンボック島 【第三報、麦酒の洗礼】