過食症から拒食症
高校2年生の時過食症から拒食症になった。
42kgぐらいの体重が過食症で50 kg
そこから一気に拒食症になって38 kg
過食症の時は朝ご飯、お弁当を中間休みで食べて
お昼は食堂、バイトの前に軽く晩ごはん、
バイト中に賄いが出て、家に帰って晩ごはん
軽く6食ほど食べておやつも食べてとしていたのに
ある朝、炊飯器からの湯気の匂いでトイレにリバース。
母親は「妊娠したんと違うか?」と
彼氏もいない私にそう言い放った。
そのリバースから何を食べても胃に置いておくことができなく
すぐにリバースしてしまう。
あれよあれよと体重が減り筋肉が減ってベットから立ち上がるのがやっと。
その時にやっと親が病院に連れて行ってくれた。
「心因性嘔吐症」
先生は優しく私に悩みはある?と聞いてくれた。
「悩み?ある?無い人っているの?」
私が答えたら、私だけ外に出されて
診察室で母親と先生で話し合っていた。
母は何も言わず冬休みになってすぐに私を父方の実家の
九州に連れて行った。80歳過ぎの祖母と2人きり。
私が何も食べないから祖母が料理を作って出してくれることもなく
ただ、黙ってその家に居させてくれた。毎日、何も無い庭を見て、
病院で点滴を受けに行ったりしていた。
2週間後お正月になり京都から家族が来た。他の親族も来てお正月らしく
みんなでおせちを囲んでいた時に母が「これぐらいは食べれるのと違う?」
と言って、栗きんとんをお皿に分けてくれた。
恐る恐る、栗きんとんを口に運び舌でその味を確かめてから飲み込んで見た。
「美味しい」そう思った。二口目は食べられなかったけど、久しぶりに固形食を食べた。
今、思い出そうとしても色々抜けていることが多いけど、
多分リバースする頃から何も味がしていなかったんだと思う。
母と行った診察も入院したのかどうかも定かでない。
母に聞いても「どうやったかな?あんたよく入院したしな」
と、いわれるだけ。気がつくと九州に居たという思い出だけ。
あの頃何に悩んでいたのか?思春期特有の悩みだと思うんだけど、
好きな子のこと、女友達、勉強、バイト、親。
HSCでもあったからかなりしんどかったと思う。
今は息子が大変そう。
色々と気持ちがわかるから、だらだらしていても
怒るに怒れない。てか、怒る必要があるのかさえも疑問。
大人でもしんどい時は仕事を休んだり立ち止まったりするのに
子供だけその権利がないように思える。
子供達も立ち止まり、遠回りをしていいようになって欲しい。