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知らないと損する、アメリカのトイレ事情
コロナ禍になり、日本国内で生活するようになってから2年。ワクチン接種も進む中、海外渡航の話にも明るい兆しが見えてきました。嬉しい!
ということで、今回は今一番戻りたい場所、ニューヨークのお話。
ニューヨークに行って最初に衝撃を受けたものと言えば、トイレ。
え、そこなの?って感じかもしれませんが、キャスティングのために一日中歩かなければいけない私たちにとって、トイレって意外と重要。
見た目や使い方に大きな違いはないのですが、設置場所、その数や借り方の違いに、渡米当初は戸惑うばかりでした。
代表的な例で言うと、日本では当たり前のようにある駅のトイレ。ニューヨークには一切設置されていません。聞いたところでは、駅は無人のところも多く、そういうところでは暴行行為が行われやすいため設置しないんだとか。私も実際に行ってみて雰囲気を見てみて、確かにここで1人で入るのは怖いかも…と納得するところがありました。
駅の様子がわかる写真はなかったので、代わりに駅で撮影してる写真を。笑↓
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それまで欧米で暮らしたことがなかった私は、こんなところに違いが出てくるのか…!と驚いたとともに、今までなんとも思っていなかった日本の安全な環境に有難みを感じるようになりました。
◆トイレ=コンビニは日本だけ
日本で出先でトイレに寄りたいと思ったら、パッと思いつくのはコンビニですが、ニューヨークでは違います。基本、コンビニ(のようなもの、と私は思っています。日本のような安くて美味しいクオリティを求めてはいけない…)にはトイレがありません。
その代わりとなってくれる存在は、カフェ。あまりに小さな店内でなければ、あるところがほとんど。清潔度合いはお店によってかなり変わってくるので注意すべきですが。。
ニューヨークでは、先に書いたように、防犯にとても注力しています。そのため、トイレにも鍵がついている。使用するには1点でもいいので飲食物を購入し、鍵をもらわなければいけません。
しかしここはニューヨーク、、トイレがよく壊れるんです。。(住んでたモデルアパートもそうだった…!)
買った後で故障中なのに気づき愕然としたことや、いつも行っているから安心と思ったところも、その日に限ってout of orderと書かれたカラーコーンが置かれていたことも。。
カフェに入ったらまず、事前にトイレの有無と故障していないかをチェック。挨拶さえしておけば、そのためにレジ前を通り過ぎて確認しに行っても、誰も気に留めません。
今はもう「あ、トイレ大丈夫だ。」と確認してから購入するのが自然になりました。
◆鍵、レシート、口頭
使用するには鍵が必要と言いましたが、鍵にも種類があります。
①直接鍵をさして開ける
②レシートに印字されているコード(数字)を入力
③口頭でコードを教えてもらって入力
英語に慣れていないと、③の口頭が中々難しい、、、!
初めてニューヨークに行ったときは、それこそ英語もままならないような状態だったので、店員さんにコードを聞くことさえ緊張しました。
そしてそんな私に事件が発生。
その日のトイレは、口頭バージョンでした。
「コードは2.3.4よ!234!」
と言われたので、その通りに入力する。
開かない。。
入力。
開かない。。
にゅ…うりょくしないでもう一度聞く。
234の後になんかsameって言ってる。。同じ?
よくわからなくてまた試すもダメ。
最終的には、店員さんが見かねて来てくれました笑
2.3.4のボタンを確認して…
同時にプッシュ!!
sameってそういうことだったのね、、同時に押すなんて入力の仕方もあったとは。想定の範囲外すぎて。。
しかし困っているのを察知して(呆れて?笑)きてくれた店員さん、優しかったな。
◆困ったらスターバックス
カフェにあるかないか確認してる場合じゃない!こちとら緊急よ!ってときに便利なのはスターバックス。トイレ、あります。
なんとニューヨークには、多いところだと1ブロック間隔で点在しているスタバさん。映画でもよくスタバ片手の出勤風景が描かれるほど、やはりニューヨーカーはスタバを愛して止まないみたいです。
そんなスタバにも、やはり鍵がついています。いつものようにトイレをチェックしてから注文に向かい、店員さんにコードを聞いたところ、、
「コードは9.9.9.9.9…」
めっちゃ9言うじゃん。。と思っていたら、最後に、
「...5.9!」
え?9何回言った?しかも最後に5入ってきた!
と思いながらコード入力しに行く。
9.9.9.5.9…
開かない。
入力。
開かない。
にゅ…うりょくしないでもう一度聞こうと思いきや、
お客さんらしきお兄さんが通りかかりました。
「わからないの?開けてあげる!」と!
9.9.9.9.9…
開いた!
5.9って!
9を5回って意味…!
ファイブ・ナイン!!
またもや初体験でした。
お兄さんありがとう…!(たぶん休憩中の店員さんだったのかも)
◆裏技
ちなみに、鍵でもレシートでも口頭でもない裏技が存在します。
それは、、、
トイレの列に並んじゃう。笑
海外では、向かいから来る人が見えたらドアを開けてあげたり、自分がドアを開けたら続いてくる人のために押さえておく習慣があります(この文化、本当に大好き!)。
それと同じで、トイレから出てきた人は皆、次の人がそのまま入れるようにドアを押さえておくのです。
よって、自分がコードを知らなくても入れる。鍵を持っていなくても前の人から受け取れる。
未だかつて、ドアを押さえないで出て行く意地悪な人は見たことがないため、ほぼ100%の確率で成功します。
あくまで急いでいるときの裏技なので、終わったら飲み物か何かを買ったらいいかと思いますが…こうやってトイレだけを借りていく人も多いです。そのくらいの気持ちじゃないと、トイレに行くのにいちいちカフェしなきゃいけなくて大変ですもんね。
◆トイレを我慢すると…
ちなみに私が初めてニューヨークに行って過ごした3ヶ月半、それこそアメリカのトイレ事情なんて分からなくて、外に出てトイレに気軽に行けないことが物凄くストレスでした。
結果、無意識のうちに、行かなくて済むよう水分補給を控えるように。しかし季節は夏真っ盛り。。しばらくその生活をしていると、ある日異変が。
急に片方の耳が聞こえづらくなったのです。
プールの後に耳に水が入ってしまったときのような、ボワッと膜が張ってる感覚。おかげで撮影のときには指示が聞こえず、何度も聞き返すこともありました。
数日で治るかと思いきや予想以上に続いたため、帰国してすぐに耳鼻科へ。
診断は、軽い後天性の難聴。20〜30代の女性に多いらしく、特に原因はわからないとのことでしたが、おそらく脱水症状の一種だったかな?と思われます。診断後に水分補給を心がけた結果、症状は徐々に治まっていきました。
しかし、一難去ってまた一難。
今度は足が急激に浮腫み始めました。それも、左足だけ。最終的には靴が履けなくなるくらいに…!
難聴と診断されてから積極的に水分を摂ったため、急な変化に体が対応しきれなくなったのかもしれません。。
とにかく溜まっている水分を出すために、当時通っていたホットピラティスへ。レッスンでは大量の汗をかくため、数回受けると過度な浮腫みもなくなっていきました。
水分補給を我慢していたことにより、体のあちこちに異変が生じてしまい、それによって気持ちまで沈みそうになりました…危ない!
***
時代も進んでいるし、トイレ事情も変わっているかもしれませんが、これもたった数年前の出来事。やはり外国には外国の環境や文化があるので、最初は慣れるのに時間がかかるものです。私にとってその最初の関門は、トイレでした笑
当時は真剣そのもの、でもこうして振り返ってみたら笑い話。今は、noteにまとめられるくらい、いい経験したなぁ!と思って書いています笑
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