【22文字×33行】フリーマガジン オススメ3選
ファッションブランドが配布するフリーマガジン
がおもしろい。フリーで配られるとは思えないも
のもある。よりコアなブランドの世界観を伝える
ためになぜファッションブランドは紙を選んだの
だろうか?そんなことを考えながらオススメを紹
介したい。
例えば、コム・デ・ギャルソンの『Six』は19
88年から4年間、計8冊制作された。上顧客にのみ
配布され、一部の熱狂的なファンのみが楽しむこと
がでるものであった。川久保玲はこの『Six』はこの
ブランドの存在を一番正しく伝える方法の一つと言
った。第六感に訴えかけるような鮮烈なヴィジュア
ルを通じて、私たちはそのブランドのスピリットに
触れ、その世界の一部になったかのような心地にな
る。『Six』は古書店で取引されることもあるが、容
易に手に入れられる価格を超えている。
現在手に入るオススメのフリーマガジンが2冊ある。
ロエベの『Eye/LOEWE/You』編集はブランドのデザイ
ナー、ジョナサン・アンダーソンが自ら担当。アート
ディレクターはロゴデザインも担当したM/M Paris。ア
ートブック顔負けの大胆なグラフィック。ロエベの誇る
クラフツマンシップについても掘り下げている。表紙を
取り外し広げてポスターにできるZineのような楽しさも
ある。2冊目は、ユニクロの『Life Wear Magazine』編集
は元『 Popeye』編集長の木下孝浩。自社のコンセプトで
ある「Life Wear」の考えをファッションストーリーやイン
タビューなど様々な角度で紐解き伝えている。
フリーマガジンを手にとって、よりディープにファッション
ブランドの哲学を楽しもう。
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