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「社員になる」ってつまり

社会人と学生は違うって、よく言いますよね。

色々考えた結果、

「影響の輪」をどれだけ広げられるか

スティーブン・R・コヴィー著「7つの習慣」

これこそが
社会人を謳歌するコツなのだという
私なりの仮説が立ったので、
自戒の念を込めて
ここに書いてみます。




学生の頃や、就活をしてる頃は、
「将来はこんな仕事したい」
「こんな家族とこんな人生を歩みたい」って
色んな夢を描いてはワクワクしてました。

いい意味で責任のない立場だからこそ、
何を言っても、何を考えても、
誰も何も言わない。


でも、会社に入って、
ある会社の”社員”になると、
その柔軟さや自由さは狭まるなぁと
とても感じます。

学生の頃みたいな
純粋でまっすぐな自分が
少なくなっていることを
最近すごくメタ認知します。


身近にいる人から見たら、
大学生の私より今の私は、
やけに疲れていたり
悩んでいたり不幸に見えたり、
思考がネガティブ寄りになってるに
違いありません。


じゃあ、私はどうして学生の時みたいに
健やかに、気楽に生きられないんだろう?
と思ったとき、
全ての悩みに共通する要素を見つけました。


社会人として毎日直面する悩み
例えば、
研修のこと、対人関係のこと、
今後のキャリアのことなど
色々と浮かんでくるけれど、
それらの悩みに共通してることは、

「自分ではどうすることもできない
範囲に対するもどかしさ」

だと思います。

この範囲が
社会人になるとぐっと増えるから、
悩みも多くなって
視野も狭くなるんじゃないかと。



例えば
「配属がうまくいくか分からない」
それはすなわち、

配属の決定権を持ってるのは会社で
自分がどんなに努力をしても
100%報われると保障されない
もどかしさ。


「チーム研修のときに
メンバーとうまく仕事が回らず
結果に結びつかない虚しさ」

それはすなわち、
自分があらゆる手を尽くしたとしても、
結局はその人が既に持ってるポテンシャルや
性格にある程度依存してしまう
他人の性質を完全に変えることはできない
もどかしさ。


社会人になると、つまり、
ある会社の”社員”になると、
自分の力でハンドリングできる範囲が
狭くなるから、

自分がいくら「やりたい!」
「実現したい!」と夢見ても
それを叶える過程を考えたときに
自分ではどうすることもできない要素が
見えてしまって、

学生の時みたいなキラキラした気持ちが
無くなるんだろうな、と。



「社会人なんてそんなもんだよ」
「現実見なよ」

と言い捨てがちな世論を感じますが、
私個人としては
そこで留まらずに
抗っていたいのです。

いい意味で、
学生の時のような前向きな心を
大切に持ち続けたいんです。



じゃあ、何をすれば
社会人としてのモヤモヤを少なくできるか?
と考えた結果、

7つの習慣に載っている
「関心の輪」と「影響の輪」】
という話を思い出しました。
参考ページ


「このメンバーが全然うまく仕事してくれなくてさ〜」
「なんでこんなことも許してくれないんだろね?
もうほんとやってらんないわ〜」

と、自分ではどうすることも出来ない範囲を
憂いては嘆くそのエネルギー
を、

「じゃあ私が何をしたら仕事が回るだろう?」
「どんな働きかけをしたら、どんな行動に出たら、
現状が変わるだろう?」

というような
私たちが変えたり影響したりできる「影響の輪」の中での
思考、行動に割いてあげる。


この意識を常に持って、
常に自分ゴト化して行動すれば、
「影響の輪」を少しずつでも
広げていけるんじゃないか。

そして結果的に、
自分がどうすることも出来ない範囲で
悩む時間を
減らせるんじゃないか

そう思いました。




書いた内容は、
「具体的な行動」というより
「意識の持ち方」という
実践しにくい部分ではあると思います。

でも、私の中のこういう至らぬ思考回路に
気づけたことにこそ
まず価値があると思っています。

だから、もし今後、
「関心の輪」を嘆いて
視野が狭くなって
ブルーになってる自分に気がついたら、

このnoteを読んで、
自分の思考回路をメタ認知して、

影響の輪に集中することで
影響の輪を広げられる人間になりたい

と思いました。




会社の研修がひと段落したので、
自分の3ヶ月間を振り返ってみました。


きちんと強いけど、
辛いことや大変なことがあっても
ある瞬間にポキンと折れたりしない
そんな"しなやかさ”を持った
人間になりたいです。



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