ぐらしあすの「人権侵害の救急搬送」
以前(もう15年くらい前の話し)にぐらしあすの友人が精神科病院に救急搬送された。
その友人はその時、自傷他害の恐れもなく、ただ、いつもに増して調子を大きく崩していた。
本人はさぞ苦しい様子だった。
その友人宅で一緒にいると、主治医と看護師がやってきた。
主治医が入院を強く勧めた。
本人はとても抵抗している。
救急に連絡され、救急隊員がやってきた。
本人は強く抵抗した。
救急隊員がストレッチャーに乗せようとしても、本人は抵抗し、救急隊員の胸元の服を、顔を真っ赤にして固く強く噛んでいる。
主治医の指示で看護師が、その友人を抑え込み、むりやり鎮静剤を打った。
救急隊員は言った「本人が抵抗しているし、とても嫌がっているので、この状態では搬送できません」と。
すると主治医は「私が責任を持つから搬送してください」と。
嫌がる友人をむりやり救急隊員はストレッチャーに拘束し、救急車に乗せて精神科病院に搬送した。
この「私が責任を持つから」という言葉と、主治医の判断には今でもとても疑問が残る。
もちろん任意入院でもない、本人一人なので医療保護入院でもない、当たり前だが措置入院でもない。
この光景が脳裏から離れない。
大抵の精神科医はそんな強引なことはせず、別の方法を考える。
まさしく、精神科医療における「医師の自分勝手な権威と患者の気持ちを汲み取らないはなはなだ常識を逸する人権侵害」でしかない。
こんなことがまかり通った時代でもない。
あってはならないことで、忘れられない。
そして決して忘れない。
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ディプレッションまっさかり。ぐらしあすの「こころの声」を中心に、自分が体験したことや、時折感じる何のエビデンスもない、主観の記事も徒然に書いていきたいとおもいます。よろしくおねがいします。