"ばあば"の心境で子育て
私の年齢になると孫に恵まれ、中には孫育てしている人もいます。
孫がいる人たちの共通の認識として、孫は無条件にかわいいし、子育てに比べるとついつい甘やかしてしまうということです。
自分の子供を育てていた時は、食べ物やしつけ、大きくなれば勉学など、きちんと育てなくてはいけないという義務感や責任感があったので、ただただ子供をかわいいだけではいられなかったです。
孫に関しては、その点は親がいるので、かわいさ余って、ついつい甘やかしてしまいがちです。
私はワンオペで3人の子供を育てたので、子育て中は世の中で何が流行していたかも記憶がなく余裕がない毎日でした。
その時にもう一度戻りたいかと聞かれると、若さを取り戻すことが出来たとしても、あの大変さを思い出すと躊躇します。
ただ、子育てに関する根本的な考え方や向き合い方を変えれば、気持ちが楽に子育て出来たと思っています。
今、”ばあば”の私にとっての孫たちは、かわいくて愛おしくて、その生に対しての感謝しかありません。
彼らはたまたま私の孫としてこの世に生を受けて誕生しました。
創造主から生を受けた彼らは、常に守られていて、この世でなすべきことを持って誕生している。
この根本を思うと私たちに出来ることは、限られていて、余計な手出しをしないで見守ることが大切です。
こんな子になってほしい、あんな人生を歩んでほしいと、不要な心配や過度な期待を持つ必要はないのです。
そう思うと、重い責任感や義務感がなくなって、心が軽くなります。
つまり、”ばあば”の心境ですね。
私は母が仕事をしていたので、祖母に育ててもらいました。
昔は「おばあちゃん子は三文安」と言う諺があり、きちんとしつけされていない甘えん坊の子になってしまうという事です。
しつけや教育を放棄するという事ではありません。
創造主から預かった大切な命を自分の狭い了見だけに頼らず、流れに任せられるおおらかさと彼らの人生は常に守られているという安堵感を胸に秘めていられたら気持ちが楽になると思います。
時々、なんであんなに厳しく叱ってしまったのか、なんでいつもイライラしていたのかという思いが沸き起こります。
過去の想いが出てきたら、アファメーションで手放します。
「私のしなかったことに対して、私は自分を許します。
私は自分のしたことのすべてを完全に手放します。
私は愛だけが真実であることを認めます。」