アイツにバチが当たればいい。

理不尽な出来事が起きた。
理不尽な出来事を経験するのは人生において全く初めてじゃないのに、慣れないもので。毎回毎回泣きべそをかく。私はそんなに強い人間じゃないからハッキリ言えなくて心にズッシリと溜まってゆく。不要な古い雑誌の山のようにたくさん場所を陣取って、ズッシリと重さを体に刻み込むように溜まってゆく。はあ。ため息は幸福を逃す。幸福はすごく軽い空気で簡単に何処かへ飛んでいってしまうのに、憂鬱はすごくヘビーだ。重くてちっとも動かない。厄介なものを体に取り入れてしまった。

こうなったのもアイツとアイツとアイツのせい。なんて理不尽なんだ。頑張ってきたじゃない。真っ当に。なのに矛先は私に向いていたようだった。こういうランダムに訪れる理不尽な出来事は防ぎようが無いから本当に困る。まるでルーレットで適当に決まったかのように。誰よりも結果を出して貢献してきたし、誰よりもルールを守って真面目にやってきた。私って都合の良い道具だったんだなって気が付いてしまった。楽して得をしているアイツとアイツとアイツが憎い。ついでにアイツも。

そんなやつら、地獄に堕ちないでのうのうと今まで通り平穏に暮らせばいい。

もう頭の中の妄想では何発も殴ったし何回も刺した。謝らせたし反省させた。でもそれじゃあ物足りないのだ。じゃあどうするか。アイツとアイツとアイツらの幸せを願うのだ。それが1番の復讐だからだ。そんなのおかしいって思いましたよね。憎い相手の幸せを願うなんて頭おかしくなったのか?と。何故なのか理解出来ない方には、私が大好きなこんな言葉をお教えしましょう。

(罪を犯した者には天罰が降ります。)
前略
そういうことはあります。
でもその人は幸いです。
悔い改める機会が与えられる可能性があるからです。
天罰がなかった人は哀れです。
死んでから償いをしなければなりません。
それは地獄かもしれないからです。

-竹内臨

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