雨雪

写真を撮ります。文章も描きます。社会人ほやほやです。noteを有効活用するのが今年の目標。

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最近の記事

Short>>>Long

Short>>>Long   もう絶対にショートヘアにしないと 少女は誓った。 あの頃は散々、嫌になるほど 短い髪に憧れたのに 失った髪に惹かれるかのごとく 彼女はロングヘアーになりたいと思った。 ただそれが、 過去の思い出に対しての当てつけなのか、 区切りなのかは分からない。 当時の彼女はまだ若く、浅はかで執念深く 長かった髪を20センチきった。 「髪を切ったところで何も変わらなかった。」 変わったとするなら不必要な執着心だけが 残っただけだった。 そのことに気

      • 蛙始鳴

        社会人になって1ヶ月と数日。 環境にも慣れてきて、 仕事にも少し慣れてきて、、 と言った今日この頃。 文章や作品、アイデアで アウトプットする事が好きな私だから 今の時期は中々辛い。 インプットの量とアウトプットの量が 合っていない日々。 頭がパンクしそうだ。 「あ、蛙が鳴き始めた...」と誰かが言う。 泣きたいのはこっちの方だ。 蛙はいつでもなけるからいいな、 なんて馬鹿らしいことを考える。 そんな日々が続く5月。

        • とある街の桜

          とある街の商店街

          とある街の商店街

          金曜日の作文

          ✒️昔書いた作文の出来がいいので投稿してみることにする。 金曜日になると私はお酒を飲むと決めている。その中でも私は最近赤玉ポートワインを呑んでみたいのだ。それは私の好きな森見登美彦の小説、「有頂天家族」に赤玉ポートワインが登場する場面があるからだ。彼の作品には赤玉ポートワインを始め、電気ブランなどのお酒が出てくる。そのお酒の表現が呑兵衛の心をくすぐるもので小説をツマミにゆっくりお酒を飲んでみたいとも思ってしまう。そのようにお酒は楽しいものだが間違って楽しんでいる人が多いのも

          金曜日の作文

          菜種梅雨

          この街に引っ越して2週間と少し。 まだまだ慣れない暮らしだけど、 楽しいのも事実。 私が以前住んでいた地域に比べこちらは 4月なのに雨と雪が多い。 晴れているのに雪が降ったり雨が降ったり... 「狐の嫁入りだ...」 本当に狐が化けて私を嘲笑っているのではと 感じるくらい田舎な街だ。 商店街はシャッターが多いし、 電車はICカードが使えないし、 夜は街灯がなくて暗いし、 けど、 部屋から見える巻機山が綺麗だとか、 友人とばっけ味噌を作るのが楽しかっ

          菜種梅雨

          とある街の商店街

          とある街の商店街

          光の雨

          光の雨

          「ずるいよ、君は」

          「ずるいよ、君は」 そんな一言から始まる ファーストデートもあると私は思う。 私には好きな人がいる。 正確には前の彼氏。 世間一般に言う元彼という存在だ。 1年前のある日、お互い自分のことを良く見せるのに疲れ、好きだったけど「ごめん」の一言と共にサヨウナラを交わした。 当時は私の就活の時期も重なり、 彼のことを必死で忘れるのに精一杯だった。 ようやく忘れかけ、新たな1歩を踏み出そうとした時、 彼からLINE。 「就職決まったんだってね、おめでとう! 今度、ご飯でもど

          「ずるいよ、君は」

          夢の国でも雨は降る。

          夢の国でも雨は降る。