裏磐梯で熊に出会った ~後編~
福島『麺』道中 #5
1.旅のしおり
6/29(土) Day1
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5:00 秋田県角館町発
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9:40 福島市
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11:00 昼食① 「伊達屋」
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12:00 裏磐梯・桧原湖(←now!)
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14:00 昼食② 「山塩ラーメン」
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17:00 猪苗代湖
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19:00 山形県米沢市ホテル着
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6/30(日) Day2 へ続く
2.サルシックパーク
裏磐梯・桧原湖を周遊している際に、野生の猿に出会いました。
運転していた貴景勝くんが「あっ」と声を上げてブレーキを踏んだので、「猫でも轢いたのかな?」と驚いて前方を見ると、親子連れの猿が、茂みの中をゴソゴソと動いていました。
驚かせてごめんね。お猿さん。
さらに進んで行くと、お猿さんたちの集会所がありました。
台風が過ぎ去った日の翌日だったので、もしかしたら、お猿さんたちも安否確認をしていたのかもしれません。
「いや~昨日は凄い嵐だったね。お宅は大丈夫だった?」
3.やせいのくまがあらわれた!
お猿さんたちに別れを告げ、さらに車を走らせていると今度は一頭の熊に遭遇しました。
それは桧原湖にあるキャンプ場近くの道路だったと記憶しています。
僕たちの車がカーブを曲がりきったあたりで、突然目の前に野生の熊が現れたのです。
※写真は二日目の大内宿で撮影した剥製です。
それは体長100cmぐらいの若い熊で、左の湖畔の茂みから、右側の山の方へ向かおうと、道路を横断しているところでした。
「あっ、危ない!」
貴景勝くんが咄嗟にハンドルを右に切り、無事に回避しました。
その若い熊も驚いたことでしょう。「ヤベッ」って感じで慌てて、元いた湖畔の茂みの方に逃げていきました。
貴景勝くんの『頭文字D』ばりの超絶ドライビングテクニックがなければ、危うく轢いてしまうところでした。
僕と貴景勝くんが住んでいる秋田県も相当な田舎ですが、野生の熊を見たのは始めてのことです。
二人とも「見ちゃったよ」「熊だよ」「本物だよ」と言い合い、すっかり興奮してしまいました。
僕たちはその時、知る由もなかったのです。
その後の旅の道中で、あと3回(計4回)も熊に遭遇するなんて…。
4.ヒット商品の予感
「そうだ!」
シンプルで美しいアイディアが浮かんだのは、3回目の熊に遭遇した時でした。(それは二日目の喜多方市の山中でした。しかも、4匹の親子連れ。)
いっそのこと、こんなに熊が多いのであれば、福島のPRに活用してはどうだろうか?
まずは熊をモデルにしたゆるキャラを作るのだ。
名前は…そうだな。
一般受けする、可愛いものがいいな…。
くまエモン。
そうだ!くまエモンが良い。くまエモンと名付けてグッズを販売するのだ。
そして、使用許諾を広範囲に認めるのだ。福島県産の食品を使っていれば基本的にOKにして……。
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え?すでに…ある?
へぇ~。知りませんでした…。
(「福島『麺』道中」#6 へ続く)
【附記】
文中のとおり、熊に4度も遭遇しましたが、いつも突然に出てくるので、決定的瞬間は撮れませんでした。あしからず。
1回目は熊自体を「怖い!」と思ったのですが、3回目、4回目ともなると、単純に交通事故が怖くなりました。
道路交通法を無視した、不注意な歩行者にしか思えなくなりました。
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調べたところによると5月末~7月は熊の繁殖シーズンらしいですね。
僕たちが見たのも、華奢な若い個体や家族連れが多かったので納得です。
皆様も山に入る際は十分にご注意下さい。
もし、万が一、出くわした際は交通法規について、教えてあげてください。