猪苗代湖とレッド・ツェッペリン
福島『麺』道中 #7
1.旅のしおり
6/29(土) Day1
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5:00 秋田県角館町発
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9:40 福島市
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11:00 昼食① 「伊達屋」
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12:00 裏磐梯・桧原湖
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14:00 昼食② 「山塩ラーメン」
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17:00 猪苗代湖(←now!)
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19:00 山形県米沢市ホテル着
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6/30(日) Day2
2.どらやの『どら焼き』
塩分を摂ると糖分が欲しくなるのが、人の常というもの。(どんだけ食べるんだ)
裏磐梯で「山塩ラーメン」を頂いた後に、今度は磐梯山の表側に回って、「道の駅・猪苗代」を訪問し、糖分を摂取しました。(しかし、こんなことをしてると、あっという間に太ってしまいますね)
その時、貴景勝くんに勧められて食したのが「どらや」の『どら焼き』。
いわゆる、生どら焼きっていうやつですね。
今流行りのフカフカの生地…ではなくて、もちもちした低反発タイプの生地ですが、むしろこっちの方が個人的には好みです。
そして、そんな生地の中には餡と生クリームがたっぷり。けっこうなボリュームがありますが、甘さ控えめなのでペロリといけてしまいます。
貴景勝くんのおごりだったので、値段は忘れてしまいましたが、たしか140円前後だったかと思います。
猪苗代湖観光の際は、ぜひご賞味あれ。
2.天国への階段
「道の駅・猪苗代」を出ると、すぐ目の前に猪苗代湖が広がっています。
当日は雨のせいで、白く霞んでおり、湖の近くに行くまで(そして、貴景勝くんに説明されるまで)気が付きませんでした。
猪苗代湖の語源は諸説あるようです。
「もともとはアイヌ語だ」とか、いやいや「野生の猪を耕作に使ったからだ」とか、いまいち判然としない。
ただし、稲作に関係していることだけは間違いのない話らしく、実際に猪苗代湖のすぐ前には広大な田園風景が広がっていました。
田んぼと湖がこれだけ近接してるのも、珍しい感じがします。
今回の旅行中はずっと雨が降り続いていた為に、ついぞ「磐梯山」の姿は拝むことができませんでした。
「磐梯山は『天に掛かる磐の梯子』の意味なんですよ」と貴景勝くんが教えてくれました。
雄大な山容が、そのように例えられたらしいのです。(見えないけど…)
僕は「ふ~ん」と言い、軽い悪ふざけのつもりで、レッド・ツェッペリンの古い歌を口ずさんでみました。
しかし、その声と不安定な音程は、打ち寄せる波の音にかき消されてしまいます。
雨の猪苗代湖には、人の影もありません。
ましてや、天国への階段を金で買うような、美しいレディも存在しなかったのです。
(「福島『麺』道中」#8 へ続く)
【附記】
猪苗代湖を見た後は、いったん福島県を離れ、山形県米沢市のホテルにチェックインしました。
そこでは特に書く内容はありません。(米沢牛も食べませんでした)
二人とも疲れ切っていた為、近所の居酒屋で軽く一杯飲んで、それから泥のように眠りました。
あるいは、猪苗代湖のように茫漠と。
次回からは旅行二日目。
朝ラー、大内宿、塔のへつりetc.
盛りだくさんでお送りいたします。