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逃げ恥SPで見た、日本の男性育休制度の捉えられ方について

※逃げ恥SPのネタバレが一部含まれます。

先日の『逃げ恥 新春SP』を観て、個人的に思ったこと。

・みくりさんが言っていたホルモンバランスは、その通り。つわり中、マックのポテト食べてた~!
・青葉区の区役所に婚姻届出した設定だったけど、ロケで使われたのは鶴見区役所・・・ なんだか解せぬ。
・戌の日のお参りが伊勢山神社だったり、百合さんが手術した病院がみなと赤十字病院だったり、元町のファミリアで買い物していたり、ザ・浜っ子っぽい感じだった。
・みくりさんたちが使っていた赤ちゃんのグッズ、どれもお高そうなものだった。そして無痛分娩。百合さんもさくっと腹腔鏡手術。世の中カネ。。

一番思ったことは、タイトルにも書いたけれど、男性の育休について。
平匡さんが育休をとることに難色を示す上司に対する、沼田さんのセリフがとてもよかった。
男性の育休を取ることと、他の理由 (病気やケガなど)で休みを取ることの違いって何?誰が休んでも仕事が回る、帰ってこられる環境を作る、それが職場におけるリスク管理であり、マネジメントをするのが上司の仕事である。
その後、上司が平匡さんの育休を承認したのだけど(というか、会社は本来拒否はできないのでは・・・)、コロナ対応でそれどこじゃないということになり、育休返上になってしまっていた。

え・・・結局育休使えなかったんじゃん。

せっかく育休の話を出したのだから、男性が育休を取って何を感じたか
というところを描いてほしかった。

というのも、現在私の夫が育休中だから。
今月から3月末までの、3か月間。

世間でいえば、「3か月も取れて、いい会社だね~!!」レベルかもしれない。現に友人にかなり言われた。

でもね、3か月でも少ないんじゃないかなって思うんです。
やっていることは基本、家事と育児。
1日3回ご飯作って、1日10回授乳もしくはミルクあげて、1日5回以上オムツ替えて、1日10回以上あやして寝かしつけて、洗濯して、掃除して、買い物して、赤ちゃんお風呂入れて。
これに加えて病院行ったり、予防接種や区役所での手続きとか、保育園の面談、等イレギュラーなことが多々入る。
赤ちゃんが大きくなったら、あやす時間や遊ぶ時間も増えていく。動くようになったら目が離せなくなる。
こういうことを3か月しか経験しないのって、どうなの?女性は1年育休取っても、男性ほどとやかく言われないのはどうして?

私の職場、というか私の担当製品チームはちょっと変わった風習がある。
子供が生まれたら、ワールドワイドのグループメールで報告することになっている。(もちろん強制ではないけども)
報告内容は様々で、赤ちゃんの写真を添付する人、出生時間+体重を載せる人など。でも、その報告メールの末尾にはみんな大体同じことが書かれている。それが、休暇期間。男性社員もPaternity leave取る人がほとんどで、期間も平均5週間。こういう環境にいるおかげで、私の中で男性が育休を取ることはもはやデフォルトになっている。

夫の職場はザ・日本企業なので、実際育休制度はあるけど、使う人はごくわずか。しかも日数も2日間や長くて1週間取る人がほとんど。3か月取得は会社で初めてらしい。
ちなみに夫は育休申請時、最初育休1年、復帰後は時短を希望したそうだけど、会社から100歩譲って育休はOK でも1年は無理。時短はもっと無理。下手したら辞めてもらうよ・・的なことを遠回しで言われたとか。子供の出生で会社をクビには法律上できないはずなのにね。 

それでも、なんだかんだ育休を承認してくれた夫の会社には感謝。
おかげで、産後うつにならずに育児ができている。
育休が始まって1週間がたつけど、やっぱりいてくれて非常に助かる。
このことは別途詳しく書きたいな。


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