睡眠スコアバトルをしていますの
そもそもの始まりは中途覚醒だった
去年の4月頃、私は中途覚醒に悩まされていた。
いつもだいたいトイレに行きたくなって目が覚めている。
目が覚めたときに、頭がだるかったりはしないものの不安だ。
ちょうどそんな時、スマートウォッチの中には睡眠をモニタリングしてくれるものがあると知り、Mi Band4を見つけたのが始まりだったと思う。
睡眠スコアバトルの嵐が来ていた
睡眠スコアバトルという言葉を初めて聞いたのはいつだったか。
それはMi Bandの睡眠モニタリング機能で表示されるスコアで戦うことらしい。バトルギアと称されたMi Bandのプチプラな見た目も相まって、どことなくホビーアニメのような、童心に帰れそうな印象を持った。
何よりこちらのやることといえば、Mi Bandをつけて寝るだけというお手軽もいいところだ。ハッシュタグを検索すれば、睡眠スコアバトラーが今日もどこかで睡眠バトルを繰り広げている。楽しそうだ。SNSの模範行動だ。
しかし、自分も参加を明らかにすると、Twitterのメディア欄がスコアの画像で埋め尽くされてしまう。なので直接参加はしなかった。代わりに観覧席から日々誰かのスコアを観察していた。
23時に寝て6時半に起きよう
23時までに寝て7時前に起きる。
睡眠スコアバトルは正直それだけでだいたいの相手に勝ててしまう。
どうやら7時間睡眠ならよっぽどのことがない限りスコア80は取れる。
睡眠時間が足りないと警告は出るものの、6時間台でも70台を割ることはないので、睡眠の良さは基本が守れているかが大事らしい。
それでいうと、冒頭に書いた私の中途覚醒はスコアには大きく関わらなかった。トイレに行って戻る間の2~3分、またすぐ寝てしまえば支障は無いらしい。おそらく、そのついでにスマホなんかを開いてだらだらやってしまうと、さすがにスコアが下がるのだろう。
安定したスコアは、自分はある程度眠れているという安心感に繋がる。
でもそこで止まっていていいものだろうか。
睡眠スコアバトルを他人との戦いではなく、過去の自分と戦い続けてより良い睡眠と健やかな生活を手に入れるためのものにしよう。
Mi Band5へ移行、短くなった深い睡眠
2020年夏、Mi Band5が発売された。
当時はグローバル版のみの発売であったが、正式代理店が謎の日本版を出していたので私はそちらを購入した。問題なく動作しているが、存在が謎だ。
睡眠スコアバトルにも大きな変化があった。レム睡眠を記録してくれるようになった。Mi Band4では深い睡眠に含まれていた項目だ。
レム睡眠は、脳が動いているけど体は休んでいる時。夢を見ている時だ。
ここで私に壁が立ちはだかる。深い睡眠が2時間を超えなくなった。
スコアは下がっていない。しかし、深い睡眠の時間が短いという表示が毎日出てくるようになった。浅い睡眠と深い睡眠は交互にやってくるはずなのに、深い睡眠が序盤でしか記録されない。なぜか。改善はできるのか。
スコアだけでは満足していられない。さらなる質が求められている。睡眠スコアバトルロードは新しいステージに来た。
こんにちは、テンピュールのマットレス(フトン)
睡眠スコアバトル最大の課題は、そもそも寝具が合ってなくて何時間寝ようが身体がバキバキになっていることは一切考慮してくれないことだ。
このため私もどれだけスコアが良かろうが、朝起きたらもう全身がだるいという現象に長く苦しんできた。
スコアに見合った、目覚めてシャッキリとした身体が欲しい。
思い至ったら話は早い。寝心地の良い敷き布団を求めて、知人から話を聞いて回った結果、テンピュールのフトンを注文した。
テンピュールのフトンは、床に敷いて使えるタイプのマットレスだ。
適度な厚さ、ほどよく沈んで身体に寄り添ってくれる寝心地。それでいて素材はしっかりしていて、横たわっていると安心感が湧いてくる。
試しに一晩過ごして目覚めたら、普段よりも身体が軽い。この時私は格段に上がった睡眠環境を手にした実感があった。
そうして半月ほどが経過して、ある程度スコアも安定してきたので一番いいときのスコアを掲載してみる。波形がとてもきれいになった。これ以前は睡眠の半分以降に深い睡眠がほぼ来ていなかった。
寝具を整えることは重要だった。一日の1/3を睡眠に使っているから寝具は大切と言われる度に、それはそうなんだけどと思っていた。しかし実際マットレスを買い換えて効果を実感した今ならその言葉がとても分かる。
寝具を整えることは重要だ。
ECモールで買ったので価格は若干異なるが、グレードは同じくらいのはずだ。肩こりに悩むなら高反発の方がいいとか諸説あるので、本当は一度ショールームに行った方がいい。どうしても高い買い物になるので、行った方がいい。
睡眠スコアバトルで明日を守ろう
睡眠スコアバトルのいいところは、睡眠の質がスコアで数値化されて時間の内訳も出ることで、その日の行動指針を立てられることだ。同じ睡眠時間でも質が分かることで、今日はもしかすると全力の70%も出せたらマシな方かもしれないとか、ちょっと頑張れるかもしれないとか考えることができる。朝に結果を見ることで、その日のスケジュールの助けになってくれる。
睡眠スコアバトルは自分との戦いだ。より良い睡眠を手にして、日中良いパフォーマンスをしたい。今日もどこかで誰かが、スマートバンドをつけてお布団に入るだけのお気軽なバトルに臨んでいる。
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