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突然の変化にどう備える!?地元で人気の観光施設が突然閉鎖!環境変化に負けない宿経営とは③〜宿には課題が山積、優先するのはどれ?課題の評価方法について解説
前号では、近隣のスキー場閉鎖の可能性が出てきた宿泊施設の強みについて、実際にヒアリングした内容をもとに深く掘り下げてみることで、 『日本の地域文化、暮らしに興味を持つ国内外の大人の音楽ファンが、家族経営ならではの行き届いたホスピタリティと日本らしい温かなおもてなし、アットホームな居心地の良さの中で、好きな音楽を好きな楽器で奏で、 聴き、語り合えるミュージックコミュニティリゾート』 という新戦略の方向性が、より明確になってきたと思います。 しかしその一方で、いくつかの経営
突然の変化にどう備える!?地元で人気の観光施設が突然閉鎖!環境変化に負けない宿経営とは③〜「想い」を深堀りすることで差別化に繋げる
前号では、近隣のスキー場閉鎖の可能性が出てきた事例をもとに、解決策を導き出すためのファーストステップとして、経営戦略の策定・立案でフレームワーク「SWOT分析」を用いて内部環境におけるStrength(強み)と弱み(Weakness)、外部環境における機会(Opportunity)と脅威(Threat)の4つの要素について抽出いたしました。 SWOTの各要素を抽出してみることによって、自館の内部と外部の状況を客観的に捉えながら、「自館が今、どのような立ち位置にあるか?」いう
突然の変化にどう備える!?地元で人気の観光施設が突然閉鎖!環境変化に負けない宿経営とは②〜理念に立ち返り、宿の内外を観察することで進む道を見つける
前号では、冬のシーズンに多くの観光客を呼び込んでいた地域である日突然スキー場閉鎖の可能性が出てきた例を挙げ、 ・宿泊施設が立地に依存しすぎること ・地域の特定の観光資源に集客を依存しすぎること のリスクついて、課題提起をさせていただきました。 (前号は下記よりご覧いただけます) また、前回はたまたま近隣スキー場の閉鎖の例を挙げましたが、宿泊施設はいずれも特定の地域にしっかりと根を下ろして地域密着の経営されているところが多いため、このような「ある日突然」の外部環境の変化
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お客様は新しい体験(コト)を求めている!?メーカーと連携して体験空間を演出。リピート率アップにつながる施策とは【vol.20】
旅行に出かけた時、宿泊先の宿で自分好みのモノを見つけて心動かされ、サービススタッフ(仲居さん)に、思わず声をかけてしまった経験はないでしょうか? と。 フロント近くに飾られている置物や絵画、館内の至るところに設らえられている趣ある家具や椅子。あるいは、客室にさりげなく置かれているランプ、ちょっと珍しい個性的な絵付けの湯呑み茶碗、夕食時の盛り付けが芸術レベルに美しかった器etc…。 「どんなモノ/サービスに心を動かされるか?」は人により様々だと思いますが、日常から完全に解
オーナーもスタッフも長期休暇でリフレッシュ!それでも客単価アップ、収益増を実現した改革(イノベーション)とは?〜あめつちメルマガ【vol.13】
前回の記事では、お客様の要望にひらすら応え続けることが善ではないこと、むしろそれをずっと続けていくことでサービスの破綻に繋がる可能性が高い、ということをお伝えしました。 ここで改めてお伝えしたいのが、貴宿にとって本物のファンの存在を見誤らないでいただきたい、ということです。(これは逆に言えば、本物のファンの存在を見極めていただく、ということでもあります) ファンの定義として、サービス提供者と顧客が「長期にわたって」良い関係性を築いている状態が理想だという前提はありながらも