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釈名とは内外の風氣わずかに発すれば必ず響くを名づけて声という。
響は必ず声による。
声はすなわち響の本なり。
声発して虚しからず、必ず物の名を表するを号して字という。
名は必ず体を招く。
これを実相と名づく。
声字実相の三種区々に別れたるを義と名づく。
また四大相触れて音響必ず応ずるを名づけて声という。
五音、八音、七例、八転、みな悉く声を待って起る。
声の名を詮することは必ず文字による。
文字の起りはもともとこれ六塵なり。

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