子どもの習い事や外での体験について考えました。今日の言葉#51

今子どもは5歳になったばかり。
アメリカではPreK4クラス、
日本では年中にあたる。

少しずつ、友人の話を聞いていると、
習い事とかさせてみたいなぁ、
と考えてしまう。

演劇や音楽なども
私自身が教えられないので、
体験したら面白いのかなぁと思う。

そんな時に、この言葉に出会った。

母の願い
よく教育するとは、よく生活させることである。
親は子供によい教育をしなくてはならないとは、
誰も思っていることですが、
よい教育をするとは一体どういうことでしょう。
ただただよい生活をさせることです。

羽仁もと子著作集 18巻 教育三十年

子どもにいろんな体験・経験をさせて、
可能性を伸ばしてほしいと思う。
でも、一番は生活だな、と。
まずそれを忘れないようにしよう。
外でたくさん楽しい経験をさせよう、と思うよりも、
まず、生活の中でできることを探す、で
いいのかなと。

そして、私の好きな幼児教育者TeruさんのYouTubeで
Teruさんが最近こんな話をしていた。

家の中にあえて不便を作るということは、家の中に子どもの実体験を増やすこととイコールである
・・・(略)・・・
(それは)たくさんの外での本当はできたかもしれない体験と負けないくらいとても価値のあるものなんじゃないかなって思うんです。
そういうのがちょっとでもできてれば外で特別な体験できないことなんてそんなに気にしなくていいですよ

子育て勉強会 Teru Channel
「コロナ禍での休日の過ごし方 小学生・幼児」

これは、習い事の話というよりは、
コロナ禍で旅行に行けない、美術館や水族館に行けない、
外での経験が減ってしまったことを心配する親御さんへの
Teruさんの言葉。
親には無理しないでほしい、ということを
強調しながら、こういうことはどうですか、
と提案してくれている。

家の中にあえて不便を作るというのは、
例えば
あえて、魚を切り身でなく丸ごと買ってきて、
一緒に捌いてみるとか、
いつもルンバに掃除をしてもらっているのを、
あえて雑巾で床掃除してみるとか、
調べ物をスマホで調べないで、
あえて本などを使って地道に調べてみるとか、
そういうことらしい。

そうやって、便利なおうちの中で希薄になってしまった、
「実体験」を増やしていくのが
子どもの発達にとっていい体験になる、と。

親に心の余裕が無いとできないかもしれないけれど、
面白い発想だなぁ〜と思った。

それ以外の、コロナ禍での体験の提案として
オンラインで双方向のコミュニケーションで
話せるようなところに力を入れる

という話もあった。

コロナ禍で奪われてしまったのは、
人と人とのコミュニケーション
たくさんの人と話す機会。

でも、コロナのおかげでできるように
なったことは、
オンラインでの幅広い交流。
世界とつながる、家族や親戚とつながること。

オンラインでの幅広い交流は、今の子育ての強み

子育て勉強会 Teru Channel
「コロナ禍での休日の過ごし方 小学生・幼児」

ふーむ、なるほど。

オンラインでの習い事の無料体験とか、
ストアカとか(私は知らなくて調べました)
そういうものに登録するのもいいんじゃない?って。

体験できることは何でもよくて、
大事なのは双方向のコミュニケーション、
いろんな人と話すことなので、
子どもが興味を持つとか、持たないとかよりも、
多くの人と出会うこと、話すことを目的として、
そういうものを活用するのもいいかも、と。

そんな言葉を聞いて、
まぁ習い事はちょっと横に置いておいて、
とりあえず、生活の中で一緒にできることを
探していこう、
そして、オンラインでの交流も何か
探してみたら面白そうだな、
と思えてきた。

今日の言葉#51

つい外に外に、と考えてしまう時、
家の中でできることやその可能性を見過ごしているのかもしれない

hana

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