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2足のオロレガシー875

レッドウィングのド定番のど真ん中と言えば…
アイリッシュセッターでしょ?
スタイルNo.875
現行の875はオロレガシーというレザーが使われてます。

ご存知の方も多いとは思いますが、レッドウィング社は傘下にSBフット社という革製造会社[タンナー]を有しています。
広いアメリカの中の近場で皮を鞣して革を作り革を靴にする。
この流れを全て自社グループで行うという事で品質の安定化とコストダウンを実現してるわけですね。
素晴らしい👍

その中でオロレガシーはフルグレインレザーという分類のレザーなんです。
フルグレインとは何ぞや?と…
鞣す前は牛さんの肌面だった側[銀面]をそのまま表面加工せず革化したもの…
う〜ん表現が下手ですみません。
レッドウィングの品質管理チームは出来上がった革をランク付けして、最上位のランクしかオロレガシーに使わないとか…
それを軽くオレンジトーンのブラウンに染色するのですが、革面の加工は行わないので、そりゃまぁ表面の綺麗な部分しか使えませんわな…。

という厳格な検査を合格した形で仕上がったオロレガシー…この革のエイジングが兎に角素晴らしいんですよ。

新品時のオロレガシー87

このオロレガシー875を履き込んで磨いて乳化性クリームを定期的に入れて8年間履き込んだら…

8年エイジングのオロレガシー875

えらい真っ赤に変色し表面テカテカなヤツに変貌しちゃいました。
松崎しげる氏みたいなアイリッシュセッターですよね…

それともう一足、2年ほど前に同じ年式のオロレガシー875のデッドを手に入れたので、そちらの方は色味を維持したまま革だけをエイジングさせるというチャレンジをしています。

色味の維持に拘るオロレガシー875

あまり色が変化してないでしょ?
コレは馬毛ブラシしか使わず、なるべく革に油分も浸透させない…
でもクリームは入れてます。
履く頻度は割と高めで赤化したオロレガシー875よりは度々履いてます。
ちょっとのメンテの違いで、こうも大きく変化するもんかね…と我ながら感心してる次第です。

同じ年式の同じ革なのに色味が…

同じ革、同じ年式で、こんなにもエイジングに違いが出るとは…

非常に面白いブーツですよね☆

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