メイプルシロップ・シュガーリング♡
知ってた?
北米〜カナダの名産品: メイプル・シロップは、
実は、早春の、まだ寒さがこたえる
<この時期>がシーズンなのです。
<ベスト・シーズン>
ミシガンでのMaple Sugaring
(メイプルシロップ作り)の
ベストシーズンは、基本的に2月末頃。
ミシガン州では、毎年約 65,000 ガロンの
シロップが生産されているそうですが、
シーズンは春の天候に大きく左右され、
ほんの数日で終わることもあれば、
数週間続くこともあります。
もちろん、年、エリアにより変われども。
夜は凍るほどに冷え込み、昼は暖かくなる。
この寒暖の差が激しい早春に、
実は、地元でのメイプルシロップづくりが
行われています。
<メイプルの種類>
シロップは、アカカエデやシラカバ、街路樹に多いシルバーメイプルなど、どんな樹種からも作れますが、糖度が最も高いのは、有名なサトウカエデ。
サトウカエデは、
ミシガン州で幅広く自生する樹種のため、
実は、MIは、メイプルシロップの隠れ名産地です。
*但し、ミシガン産は生産量が少ないため、
州外には出回らず、隠れた銘品です。
<伝統的なシロップ採取方法>
そして、この樹種で搾取したシロップ は
1 ガロンあたりの樹液の量が少なくて済みますが、
一般的に作れるシロップ量は、
40ガロンの樹液から、たった1 ガロン。
樹液は、97〜98%が水分のため、
写真のバケツの樹液を全て蒸発させても、
小瓶1本のシロップが作れるかどうか。
写真は、伝統的なバケツ方法ですが、
個人的には、くいにプラスチックチューブが
埋め込まれた専用機材をつかい、
直接密閉容器に流しこませた方が衛生的かと。
ちなみに、もともとこの樹液は、ネイティブの生活に根づいた食糧であり、偶然ひっかき傷からとれた、この甘い水は、エナジードリンクとして飲まれたりウサギ焼きなどのグレーズがわりに使われていたそうな🤭
なんだか、美味しそうですよね♡
<メイプルシロップ作り>
伝統的には、
定期的にツリーからシロップを抽出し、
バケツが満杯になると、薪の火でゆっくりと煮詰めます。
さらに煮詰めてつくるキャンディ・バーは、
とても時間がかかります。
古来、小さな1キャンディバーは、
ビーバーの毛皮1枚との価値で
取引されていた貴重な高級品。
当時は貴重なネイティブ・アメリカンの
収入源だったので、昔は街をあげて
テントを囲み、村全体で作り上げる
春の伝統行事だったようです。
出来たシロップは、
淡い琥珀色から濃い茶色まで、色ごとに
風味が違い、等級付けされますが、
シーズンの初めに採集されたごくわずかな
シャンパン色のメイプルシロップは、
いわゆる一番搾り。香りも味も最高級品です。
これは、ほとんどオーナーが食してしまい
市場には出回らない幻の逸品だそうです。
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と、手間も時間もたっぷりとかけてつくる
メイプルシロップづくり✨は、
北米では伝統の早春行事。
時間をかけて樹液をとり、シロップに還元する
アイデアは、忙しい現代社会の中では
非効率的ではありますが。未だに
多くの人を魅了する季節行事でもあります。
シーズンは短いですが、
こんなプライスレスの思い出を
家族で共有するのも楽しい時間ですね♪
< メイプルシロップ作りが出来るイベント>
またこの擬似体験は、小雪ちらつく極寒時期に、
期間限定で界隈施設でも体験出来ます。
ミシガン・ノバイ界隈在住の方で
ご興味あれば、各HPを見てみて下さいね♡
( いずれも予約制、3月末までのイベントです)
・Heritage park @ Farminghton
・Kensington metro park @Milford
・Maybury Farm @ Northville
それでは、引き続き
良い週末をお過ごしください♡
-THE SECRET RECIPE CLUB -
Michigan international cooking and more♡
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