アメリカで同性結婚した結果、失ったものもたくさんあるぞ。
2019年夏ちょうど今から約1年前に僕たちはアメリカに移住してきて、同性結婚をしました。
やまちゃんです。
でも正直、同性結婚するかしないかは僕自身どうでも良かったんです。
もちろん法的(ビザなど)に守られているという部分を考慮してしまえば同性結婚できる国でするしかなかったという感じですが、そうでないLGBTQの方々もたくさんいると思います。
僕自身の周りでも、LGBTQのカップルで離れ離れにならざるおえない方々もいることを知っています。
その人達の痛みがわかるのか?と訴えられれば僕はわからないでしょうし、自分達に降りかかったら災難だなんて思うことでしょう。
世の中でマイナーという立場で戦わなければならないからこそ、強く生きて欲しいです。
僕たち自身も簡単にアメリカで同性結婚できた訳じゃありません。
まあそんなこともあって、少しでもLGBTQで国際結婚を考えている人達に言葉が届いたらいいなと思って書きます。
アメリカで同性結婚するまでの戦いとタイムライン
アメリカで同性結婚するにあたって色々な難関が立ちはだかり、移住で親へのカミングアウトせざるおえない状況や金銭的な部分、消えた友人などいろんな苦しみがありました。
でも社会で法的(ビザ、配偶者)に守られてる状態を作るってかなり強いですが、それと引き換えに代償もそれなりに支払いました。
まあそんな経歴を僕の破天荒な経歴というか、結婚に至るまでの流れを紹介します。
2014年3月 そこらへんのF乱大学に入学する
2016年 10月 - (現夫)彼と日本で出会う
2016年10月半ば - 付き合うことが決定
彼は仕事で日本に住んでいたものの、東京と福井だったので遠距離恋愛をしていました。
2017年5月 インターン辞める
2017年7月 フィリピンで起業を目論んで色々動く。
2018年1月 エンゲージ(婚約)とやらします。
2018年3月 大学を卒業する
会社には就職せず、個人事業でWeb制作やライターでお金を稼ぐことを決意。
2018年8月 K1ビザ(フィアンセビザ)を申請する
2019年3月 NOA-2?かな知らせくる。
2019年4月、5月 健康診断とか必要書類集める
2019年6月 大使館で面接
2019年8月 アメリカに移住
2019年9月 アメリカで同性結婚、グリーンカード申請
2020年2月 グリーンカード(永住権)取得
こんな感じでここ5年で一気にビジョンやら人生が一気に変わりました。
でもね、自分が自分らしくあれる状況を作りに行っただけの話。
5年もあれば人生が180度以上余裕で変えることができるんだよってことがこのタイムラインでわかるかと思います。
アメリカに同性結婚で移住するのに苦しかったコト
アメリカ移住するのに憧れる方もいると思います。
多分3年前は憧れていたかな、今の自分がアドバイスするなら他の道もたくさんあるよってコトです。
移住するのに苦しかったコトは以下の5つです。
・同性結婚で本当にビザが通るかが心配だった
・アメリカ移住費用が全然なかった
・家族が納得してくれなかった
・友達?がフェードアウト消える
・大卒だがキャリア経歴がない
金なし、コネなし、実績なし、人脈なし。
人生正直詰んでる状態でアメリカ移住を決意しましたが、今なんとか生きています。
苦しかったコトもっとあげればバンバン出てきますが、この5個が主な感じです。
同性結婚で本当にビザが通るかが心配だった
正直、アメリカで同性結婚を普通通りフォームを出して降りるのか全くわからずでした。
英語で色々ググってみて、まあ出来てる例も多々あったので、同じようにK1ビザで通したら普通に通りました。
アメリカ移住費用が全然なかった
ご覧の通り、大学出てもまともな職についたことがないのでアメリカ移住費用が全くありませんでした。
Web制作やライターなどでその日暮らしをするのがやっとのレベルでした。
「なんとかしてみる!」をキーワードに日々頑張った結果、ギリギリなんとかなりましたとさ。
人間崖っぷちに立たされると多分強くなれることがわかりました。
家族が納得してくれなかった
当たり前ですが、カミングアウトを家族にしていませんでした。
まだ「僕はゲイです」だけならマシですが、「男の人と結婚します&海外に移住します」ってスケールが大きすぎて、一気に話した量がキャパオーバー。
爆弾を投下してしまった気分です。
なんとか家族も半分認めてくれた状態でアメリカへGOすることに。
今でも1ヶ月に数回は連絡取っています。
友達?がフェードアウト消える
ここ5年間でつるんでいた友達の80-90%は消えました。というか友達だったのだろうかも疑問。
そしてラインアカウントもハッキングされ、ラインの友達リスト
750人→43人に。
社会人になったら疎遠、海外移住したら更に疎遠に、そんなもんでしょう。
大卒だがキャリア経歴がない
アメリカは仕事において実力主義の社会です。
日本ですらまともに働いたことのない僕はキャリアでろくな実績もスキルもなく、アメリカでは通用しません。
せめて2年くらいちゃんとしたポジションで働いてからアメリカに来るべきでした。
アメリカで就活をしたものの、ほとんどが音沙汰なし、コロナで撃沈で正直今は休戦中です。
国際結婚は計画的に!
ここ5年で一気にダッシュで結婚して、アメリカに移住しましたが失うものが大きすぎて言葉も出ません。
でも今を生きるしかないので強く生きます。
もしこれから同性結婚で国際結婚を考えている人がいたら、かなり5か年計画じゃないけど密に計画は立てた方が良いです。
特に、仕事、お金のことを計画しないと移住してから僕みたいに爆死します。
以上。
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