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この二ヶ月の所感と備忘録







Leaving on that 7:30 train, 


 昨日からやけに穏やかで静かな時間を過ごし、今日は一日中夢を見ていました。比喩ではなく、本当に眠りについて、そして夢を見ました。

 まるで、この夢を見るために、昨日からずっと静かで穏やかな眠気を感じていたのか。そう感じるほどに、とにかく遠くを眺めている二日間でした。

 やがて、眠りから覚めてきて、そしてほとんど覚醒していても、僕は目を開かずにその夢を反芻していました。忘れないように、この夢を覚えていたくて。

 けれど、その時の僕は既に"夢の続き"は見ていないのです。夢の続きを見ている時は、その夢の物語を覚えています。しかしその夢から離脱し、やがて反芻していると、一場面ずつその思い出が消えていくのがわかりました。
 それを感じて僕は少しだけ寂しく、そしてその夢自身も、どこかもの寂しげに見えた気もしました。

 夢に出てきたのは、半分は今はもう会っていない大切な友達で、もう半分はまだ知らぬ友達でした。彼らに今、連絡を取るか迷います。

「君が夢に出てきたんだ、だからお話しようよ」
「会うのにきっかけなんていらないじゃないか」

でも、もしかしたら、まだ君には会えないのかな。そんな気もしました。


自分のいるこの場所だけが、世界から切り離されて止まっている。そんな感覚。

 オンラインで繋がった今の季節を見ていれば、如何に世界が風を響かせているかを感じます。さしづめ、風のない日に車を飛ばして窓を開ける。そして風を切る轟音を楽しんで、けれど高速で動く車に緊張感もある。そんな日々に見えています。
 対してこの場所は違うのです。まるで田舎の商店街。アーケードの中に通る風は、精々猫の背に伸びる短い毛を揺らすほどで、聴こえるのは人々の足音と笑い声だけ。このアーケードの中だけ、ぴたりと時が止まっている。
 僕はアーケードの入り口から、物言わぬ出口まで歩いてぼんやりと過ごす。見かけたシーシャバーに入って読書でもしようかしら。それとも、いつものカフェに入ってノートを広げて、何も書かれない白紙を眺めようかしら。
 そんな風に、そしてただぼんやりと歩く。そんな事を感じていた二ヶ月でした。




Round in circles just as long as 
I would tell you, 



背骨から産まれた声。飛んで、飛び越え、言葉が浮く。そんな日々に。

 まるで自分の言葉ではないような、そんな感覚に近いのかもしれません。けれど声の根源は、喉の奥。喉の奥から飛び出した声が、前歯に響いて反響して言葉になる。そんな感覚が、たまにあります。
 私の声は、喉の奥の奥、それは背骨の芯から産まれ、僕の口を大きく回って頭上を飛び越え、そして浮き上がった言葉たち。制御できない、烏の声。
 声はやがて口の前で止まり、そしてポトリと落ちる。響かせようとも、響くことのない声が、目の前で滑落する。
 何も言わずに、僕はその言葉たちを眺めている。それはまるでガラスの球が落っこちて、地面に触れると同時に弾けて水に溶けるように。僕の言葉の輪郭は、ずっとそんな感じです。






If you can't believe me take me home


さてと。


music

"fly"
monkey magic

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