Sinfonia(第2号・上)2024年10月5日(通巻3)
これからのクリスチャン・ライフスタイル
──和解と創造の回復を求めて──
(月2回 5日・20日配信)
♬ 前奏──はじめに
今号は、K-Popに始まる休息の意味、贖罪論の豊かさ、家庭の味、結婚関係と、人生のど真ん中に触れるテーマが集中しました。すぐそこにあるものを捉え直すことの重要さを教えられます。紙と異なったマルチメディアを活かした本号をここにお届けいたします。(編集者)
◎魂の旅路で景色を味わう(2)「BTSが取った休息」──中村佐知
BTSが取った休息
BTSという世界的に人気の韓国の男子アイドルグループがあります。私は最近まで彼らのことはほとんど何も知らず、何人組のグループなのかもわかっていませんでした。日本のジャニーズの韓国版くらいだろう、としか思っていませんでした。
しかし、BTSは国連で演説をし、自分自身を愛することの重要性や自分の声を聞く勇気を持つことについて語ったり、アメリカにおけるアジア系住民に対するヘイトクライム(憎悪犯罪)の高まりについて、バイデン大統領と意見を交わしたりしたと聞き、いったいどういうアイドルグループなのか?と好奇心が湧きました。そこでちょっと彼らのことを調べてみました。
グラミー賞ノミネートを含む数多くの音楽関連の受賞の情報が出てきた中で、特に私の目を引いたものがありました。それは、人気絶頂のアイドルグループでありながら、彼らが2019年夏と2021年末に長期休暇(1〜2か月ほど)を取っていた、ということです。(ちなみに2024年現在は、韓国の兵役義務を果たすために活動は休止中)
芸能人であっても、当然休暇は取るだろうと思いますが、世界的トップアイドルグループが、人気絶頂の最中に1か月以上にわたる休みを取るとは驚きではないでしょうか。韓国の芸能界のことはよくわかりませんが、大変競争の激しい世界であろうことは想像できます。その中で長期休暇を、しかも数年のうちに二度も取るとは、なかなか勇気のいることのように思いました。
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