Google maps頼りのジョージア(グルジア)トビリシ旅行 *更新中…
2018年に訪れたジョージア、だいぶ経ってしまったけどいまだに日本語ガイドブックがほとんどないようなので(どうやらタイムリーに3月末に発売されるらしい!)、これから旅行を予定されている方にとって少しでも旅のヒント/ガイドになればよいかなという軽い旅行記。
※ちょうど発表がありコロナウイルス対策のため3/21より期間未定でジョージア発着のフライトが全便キャンセルとなっています。渡航情報は外務省ページより要確認を
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.html?keyCd=82899
旅行に行くとき、ガイドブックは買わない。現地で地図を手に入れて歩いて、あるいは電車に乗って、出会う偶然を楽しむようにしている。
最近ではこの地図が「Google maps」というわけだ。
Google mapsの地図を交えながら、この旅行をアーカイブすることにする。
結論から言うと、トビリシはオレンジワインやビール(人生で一番美味しい生ビール!)はガブガブ飲めるし、食べ物も美味しいし、いろんな時代やスタイルの建築があるし、ものそいカッコいい地下鉄に乗れるし、盛りだくさんなので超絶オススメの旅行先! ということ。
旧ソ連「グルジア(現在はジョージアと呼ぶ)」というとなんだかとっつきづらい印象だが、行くまで「オレンジワイン」となんか「面白い建築があるらしい」くらいの浅い認識かつ、方向音痴の私でもGoogle mapsがあればなんとかなったのできっと誰にでもイージーな旅行先だ。
意外と安いし行きやすい
実はメインの行き先はトルコだった。2016年はクーデター未遂があり、当時まだ観光が落ち込んでいるということだったので(現在は回復)微力ながら応援に。
まず、トルコ・イスタンブール行きの航空券(年末年始だったので往復10万円ちょっと、ドーハ経由)を手に入れた。
ついでにもう1都市と思ったがイスタンブール→カッパドキアと同じ値段でイスタンブール→ジョージア(グルジア)・トビリシに行けることが判明し、「オレンジワイン飲めるのかぁいいなぁ」くらいの気持ちでポチったジョージア行き航空券(この時点で出発二カ月切ってる)。年始だったけど往復で13,000円(当時。現在はちょっと上がってるみたいで2万円ほど)。
まだ物価も把握してなかったのでタクシーでホテルに向かった結果、かなりぼったくられていたので、公共交通機関での移動がおすすめ。空港からはバスが出ている。
市内観光は地下鉄+徒歩でだいたいなんとかなったので、メトロの駅でSuica的なカード、メトロマネーカードを購入しチャージして使うとお得。1回0.5ラリ(20円ほど!)で地下鉄、バス、ケーブルカーでも使える。窓口のおばちゃんには「2人で1枚でいーわよー」と英語で言われたので夫婦で使ってたがほんとのとこ、どうなんだろ?(笑)
路線図は検索すればたくさん出てくる。
https://www.mapametro.com/ja/tag/tiflis-metro-map/
デザインかわいい。
ある程度インフラが整っている国なら交通カードを使うと楽。ちなみにトルコは2人で1枚使おうとしたら怒られた。使いながら学べばよし。ほかの国でも交通系カードは簡単にゲットできるのでなる早で手元に。
予備知識なくホテルを決めたのだが、ホテルやショップ、飲食店が多いエリアで地下鉄Liberty Square(Freedom Square表記もあり)も徒歩すぐなので当たりだったよう。
ホテルチェーン、アコーのibis Styles Tbilisi Centerはジョージアらしさがあるわけではないけれどテンション上がる内装と、コーヒーサービス、英語通じるなどのチェーンならではの安定サービス。ルーム14,000円ほどなのでコスパよい。
窓からはビジネスセンター・トビリシ(2007)が見えた。日本人建築家、高松伸さん設計の巨大な建築。ナリカラ要塞の隣に立地するので行ってみるとセキュリティもばっちりで近づけず…だったのでベストビューかも?
何はなくともワインとヒンカリ
初日、1軒目はここだけはワイン本でチェックしていた念願のvino undergroundへ。Liberty Squareから徒歩すぐ。
地下へといざなう入口がそそる。underground、穴ぐら。
8000年の歴史を誇る世界最古のワイン生産国、ジョージア。地中に埋めた(あるいは床置き)クヴェヴリという巨大な素焼きの土器で発酵、醸造するのが伝統的なクヴェヴリ製法。とはいえ8000年ずっとクヴェヴリで製造していたわけではなく、近年見直され復活したらしい。
写真は、今年日本で開催されたジョージアワイン展で展示されてた8000年前のテラコッタのクヴェヴリ(本物かイミテーションか聞いたけどわからないとのことだった…)と、地中に埋められた様子の再現。
ちゃんと説明するとめっちゃ長くなるのでワインのくだりはざっくりで。
vino undergroundはクヴェヴリ・ワイン協会が運営しているワインバー。
白/アンバー、赤7種テイスティングが25ラリ(約1,000円)はお得、ワイン好きには天国、絶対行くべき店。ワインの説明は英語だったけれどほぼ英語できない私でも大体わかる丁寧さだった。ワインの購入もできる。
近くのグラフィティもワイン。よく見ると枝と果皮ごとマセラシオン(醸し)する伝統製法を表している!(今気づいたっ)
飲食店がそんなに多くなく、人気のお店は地元の方でみんないっぱい。どうしても食べたかった2トップ、ヒンカリとハチャプリだけ、ホテル目の前のお店で食す。
ヒンカリは、肉感ずっしり皮厚めの小籠包(大きいから大籠包か)のような食べ物。一人前で結構な量あるので注文注意。
ハチャプリは大量のチーズが入ったパン。地方ごとで形やつくり方が違うらしい。これはイメレティ(イメルリ)のハチャプリかな?Mサイズのピザくらいのサイズだったので二人だとややつらい。この店だけかもだけど味ものすごい濃いめだったな。
地下鉄+徒歩で大体まわれる規模感
丸1日観光できるのが1日だけという強行スケジュールだったので、主要観光地を駆け足で回る。とはいえコンパクトなまちである。
旧市街、現代建築、銭湯、ケーブルカー、ナリカラ砦など主要な観光地にアクセスするのがメトロ「Avlabari」駅だ。「油針」で脳内変換し覚えてたよね。
駅の後ろには巨大な集合住宅が。これを背にして目の前の大通りを右方向に進み、ケーブルカー乗り場のある市立公園Rike Parkへ。
トビリシの建築で有名な例の未使用のコンサートホールとか橋とかはこの公園にあるのでネタバレっちゃそうなんだけど、上から見るとまちの全容が見えるよってことで、まず高台に!
ケーブルカー乗り場もイカしてる。
到着。UFOみたいな街灯やらスペーシー。
逆にいうと私たちがスペーシーなデザインと思っているもの=宇宙開発先進していたソ連デザインなのかもしれない。
で、ドーン!!!
手前の旧市街の暖色のまち並みに寒色の現代建築、シュールでたまらんす。
まちのスケール感が掴め、徒歩で結構回れることがわかる。
まちの逆サイドには植物園。美しい白い建物は大学の施設「The Botanical Institute of Ilia State University」。うねった道からつながるような配置、形状、「Once upon a time…」な物語構図。
ケーブルカーを降りて右手にはビックなマザー「Mother of Georgia」。
なんでか写真がこの1枚しかない…ぶれてる。マザーの力か。
左手に進むとナリカラ砦。道のりデンジャーめ。
ナリカラ砦から坂道を下ると、銭湯街へ抜けられる。
よいー。17世紀から存在するという、煉瓦積みドーム型の公衆浴場は入ることも可能。
銭湯街からのナリカラ砦見上げ。蛇腹のような形状をしている。
日本の温泉街的雰囲気もある。
トビリシとは「あたたかい」を意味するトビリに由来するともされている。
マチュピチュの麓の町も「アグアス・カリエンテス(温かい水)」だったなとぼんやりあの雰囲気を思い出す。
熱い海で「熱海」…!!
では、市立公園Rike Parkへ戻るとしよう。
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さて…この旅行記、下書きに入ったまま一向に進まないので、公開しつつ徐々に書き足していくスタイルにする、そうするっ。
See you soon…いや、later.
(これから書く予定のものたち↓)
(何度やっても湘南鎌倉…になるけど、メトロMedical University駅の誤り。地図はあっている)
最寄りメトロ駅はここだが全然近寄れなかったので川側からの見上げの方が良さそう。
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